健康長寿という言葉があります。
寝たきり、痴呆、虚弱高齢で迎える老後ではなく、健康な肉体と精神を保持して人生を全うする長寿のことです。
人口問題研究所では、2055年に3人に1人が70歳以上の高齢者になると推計しています。一般的にはそのうちの１割強が寝たきり高齢者になる可能性があるとされていますので、推計総人口約9,000万人のうち、なんと2,000万人を超える高齢者が非健康長寿になる可能性を秘めているといえます。これは深刻な社会問題といわざるをえません。
ＷＨＯでは健康の定義を「完全な肉体的、精神的、社会的に良好な状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない。到達し得る最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念または経済的もしくは社会条件の差別なしに万人の有する基本的権利である」としています。2055年の未来日本はこのような定義から全く逸脱してしまっています。その対策は講じられているのか？
健康とは何か、長寿とは何か、人生とは何か、わが国は今、いのちの本質についてもう一度足元を見つめなおす時期に差しかかっているのではないでしょうか。

データ・マックスでは、「健康・食～いのち」をキーワードに、新たなサイトを立ち上げて、いのちに関わるさまざまな情報を受発信していこうと考えています。