2024年05月19日( 日 )

ロードサイドテナントの空室をなくす効果的な方法(1)

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 今回は、「ロードサイドテナントの空室をなくす効果的な方法」についてお話しします。

集客の肝は立地を生かす広告

ロードサイドテナントの空室をなくす効果的な方法 最初に、ロードサイドにあるテナントについて整理しましょう。「えっ?そんなことわかっているよ」という方もいらっしゃるかもしれません。ですが、目的を達成するためには、今一度立ち止まって考え、課題解決に必要な要素を明らかにし、最終目的を明確にイメージすることが大切です。

 そもそも「ロードサイド」とは、「道=ロード」に「面している=サイド」という意味です。そして、通行量の多い道路や幹線道路の沿線で、車やバイク、自転車を使用する人をターゲットにした店舗を「ロードサイドテナント」と呼びます。

 ロードサイドテナントには、「早期に認知されやすく、初めて来店するお客さまを獲得しやすい」メリットがあります。このメリットを最大化するためには、店舗の立地を生かす広告がとても重要で、集客の肝と言っても過言ではありません。

重要視すべきは、駐車台数!

 では、「新規のお客さまを多く獲得する」ためには、どうしたらいいのでしょうか。たとえば、某チェーン店では新規出店において「駐車台数」を重要視しており、最低でも20台分の駐車スペースを確保できなければ、検討すらしないそうです。駐車台数とロードサイドテナントには密接な関係があり、「このお店に入ろうかな?」と思う人の気持ちには、駐車スペースが大きく関わってくるということです。

 なお、駐車台数は、予想される滞在時間やピーク時の来店台数、店舗面積などから計算すると良いとされています。実際に広告を出す際にはそれらを踏まえ、看板で「100台まで駐車できます!」といったように、目安の駐車台数をアピールすることも効果的かもしれません。

 業種・業態で必要となる駐車台数は異なりますが、周りにテナントへの入居を検討されている方がいらっしゃれば、「目安の駐車台数を一度計算してみるといいですよ」と一言アドバイスしてみてはいかがでしょうか。アフターコロナは、街の中心部ではなくロードサイドが栄えます。来るべきチャンスに備えて、今から準備をしていきましょう。


<プロフィール>
山本 啓一
(やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。

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