「みんなの銀行」から見るふくおかFGの将来戦略
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ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は29日、第15期定時株主総会を開催する予定となっている。「定時株主総会招集通知」を株主に送付するとともに、ホームページ上でも公開している。
通知書の事業報告には、財産および損益、従業員数、営業所などの状況が記載されている。ここで注目したいのが、「子会社等の状況」である(別表参照)。
表の「資本金又は出資金」の欄を見ると、(株)福岡銀行、(株)熊本銀行、(株)十八親和銀行が相応の額であるのは一目瞭然だが、(株)みんなの銀行の82億5,000万円は、ほかの子会社と比較しても突出した額となっている。
みんなの銀行は2019年8月設立、21年5月開業の地方銀行としては初のネット銀行。みんなの銀行への力の入れ具合からも、ふくおかFGの将来を見据えた戦略を垣間見ることができる。
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