解体工事の一括見積サービス「クラッソーネ」
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2年連続でモデル事業採択
地方自治体も、空き家所有者からの踏み込んだ質問に答えられない現状がある。たとえば、「解体費用はどのくらい?」「どこか解体業者を紹介してください」という質問がそれにあたる。
クラッソーネは、国土交通省のモデル事業に21年度、22年度と2年連続で採択され、一括見積もりサービスや解体費用シミュレーションを活用して、地方自治体をサポートしている。22年度の採択事業では、解体費用に加え、解体後の土地売却査定価格が把握できる「空き家対策シミュレーター(仮称)」を開発。所有者の土地売却に関する情報不足も解消することで、より一層の空き家解体・利活用の促進を図る。21年3月には、兵庫県・神戸市と「市内の老朽空き家等の解体促進」で空き家所有者を支援する実証実験を開始。連携実績は31自治体(7月末時点)となっている。福岡県の登録業者は約60社
同社では、福岡県を中心とする九州地方も大きな市場と見ており、福岡県で「クラッソーネ」に登録している解体業者は約60社におよぶ。「登録会社とタッグを組むことで顧客サービスを向上させ、ともに信頼を築いていきたい。とくに需要が高い福岡都市圏の工事会社は、ぜひ参画してほしい」(川口氏)と話す。
また、一般消費者だけでなく、不動産業者がサービスを活用する事例も増えてきているようだ。さらに、地方ゼネコンが商圏外で新しく工事を提案する場合、協力会社のネットワークがないところからスタートするため、クラッソーネを活用するケースも少なくないという。「街」の循環再生文化を育むというビジョンに共感し、ともに良い解体工事を顧客に提供し、良い業界に発展させようという想いを持つ解体業者が増えることが大切である、と語る川口氏。「空き家問題」などの社会課題の解決に、今後も挑戦していく方針だ。クラッソーネが解体業者に求める3点
1.法令を遵守すること
2.お施主さまに誠実な態度をとること
3.環境に配慮していること【長井 雄一朗】
<COMPANY INFORMATION>
(株)クラッソーネ
代 表:川口 哲平
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅5-7-30
名駅東ビル4F
設 立:2011年4月
資本金:9億5,298万円(資本準備金含む)- 1
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