【宮田学園異変シリーズ2】注目！！　中洲料亭「満佐」の不動産

    宮田学園異変シリーズを開始するにあたって取材を始めたところ、中洲にある料亭「満佐」の女将・白藤フサエ氏が亡くなっていたことが分かった。
 　この「満佐」は昔々、一世を風靡した料亭であったことは有名。近くの同業者である料亭「い津み」（博多区住吉）は、創業100年を迎えるが、過去において「満佐」はそれに匹敵する同業者であった。だが、この20年近くは精彩を失っており、最近は料亭としては実質開店休業状態と言われている。

　それが久しぶりに耳にした情報は「女将が亡くなった」という訃報であった。料亭「満佐」はかねてより1000坪といわれる不動産の動向が話題になっていた。中洲1丁目で国体道路に面しており、最近では春吉橋の架け替えで道路も拡張されたことにより不動産の価値が上がったと専門家たちは評価している。

　（有）満佐の法人登記を参照されたし！！　女将の白藤フサエ氏を筆頭に、三女で現・宮田学園トップの宮田智栄氏を含めた3名の姉弟も取締役に名を連ねている。不動産価格が高いため、かなりの額の相続税が課されることが想定される。となればここで料亭事業の継続は難しいのではないか。

　とある不動産仲介業者の見積もりによれば「奥がソープランド地区なので普通価格は1坪600万円が相場。しかし現在は不動産価格の高騰もあり、近隣風俗街を気にしなければ坪1,000万円の取引があり得る」という見方もある。関係者からの話として「若干、1,000坪には欠ける｝という指摘もあるようだが、それはさておいても、最高100億円の取引価格は十分あり得るという見立てだ。

　となると、4人姉弟の1人あたりの取り分は額面25億円になる。さらに中央区春吉などにも不動産をお持ちであるとか。庶民には羨ましい限りである。まさにフサエ氏は4人の姉弟にとって傑物の母親である。一生、感謝しないと罰が当たるというものだが…。

【青木　義彦】