2024年04月28日( 日 )

大谷氏元通訳・水原氏の違法賭博問題についての気学的考察

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

気学導与会 会長
中馬 導与 氏

 まず、2024年の大きなキーワードとして「露見」が挙げられます。昨年もビッグモーター、ジャニーズ、宝塚歌劇団、自民党などをめぐりさまざまな露見がありました。気学的にいえば昨年の露見は「瀕死の重傷を負うが死なない」でしたが、今年の露見は「一撃ですべてを失う」傾向があります。ゆえに今年は露見が何よりも怖く、正確にいえば露見からの風評が怖いといえます。実態よりもこの風評が企業・個人に大きな影響をおよぼすでしょう。余談ですが、ダウンタウンの松本人志氏は意外と生き延びるのではないかと思っています。彼の露見は昨年の話ですので…。

 その点を大前提に大谷翔平氏の元通訳である水原一平氏の違法賭博問題について気学的な考察をしていきたいと思います。

 大谷氏は六白金性(1994年7月5日生まれ)、水原氏は七赤金性(84年12月31日生まれ)で、今年(2024年)前厄の年です。前厄の年の大きな特徴はトラブルを起こしやすく、トラブルを起こすとすべてを失う恐れがあることです。

 水原氏は生まれ持った本質的な特徴(悪い癖)として、「金銭面もしくは異性面もしくは時間に極端にルーズ」である恐れがあり、伝えられている報道を見るに金銭面にルーズな所があったのだと推察されます。

 上述した通り、今年は露見が何よりも怖い年です。また、水原氏は前厄でトラブルを起こすとすべてを失う恐れありということで、今後かなり大変な人生を歩まれるのは間違いありません。

イメージ    では、大谷氏はどうでしょうか。大谷氏はまじめでコツコツ時間に関係なく何事も遂行しますが、逆に頑固で融通が利かない上に意外と本心を見せない、本音を言わないという特徴があります。彼からはギャンブルを含め、金銭面で浪費をするような所は気学的には見えません。今回の件に関していえば、恐らく日本人的なマインドで借金を肩代わりしたというのが真実ではないかと思われます。

 問題が発覚した3月は、大谷氏にとって金銭面でのトラブルが起きやすい月ではあります。それは自分自身が大きなトラブルを起こすか、もしくは巻き込まれるという意味です。

 気学でいう金銭面でのトラブルというのは、「資金不足、資金ショート、集金が悪いなど資金繰りに影響をおよぼす問題が起こりやすい」ことと、「金銭保証や金銭の貸し付けを行うと将来大きな問題を起こす恐れがある」ことですが、大谷氏の場合は金銭の貸し付けがそれに当たるといえます。

 もし私が相談を受けていたならば、「お金を貸すのは構わないが、今ではない」と助言していたでしょう。何事にもタイミングがあります。同じことをするにしてもタイミングを誤れば悪い答えが出るというのは良くある話です。

 今年の大谷氏は一身上に変化が起こりやすく、その変化は良い変化です。ゆえにドジャースへの移籍も良いでしょう。ただ、契約を結んだ昨年12月という月を見ると、自分の思った通りに進みにくい点があったのは事実です。まさか一番信用していた水原氏の問題とは想像もできなかったでしょう。

 大谷氏の今後ですが、アメリカ司法当局の捜査次第ですが、大谷氏本人に違法性がないと認定されれば活躍できると思います。なぜならば、3月という月は金銭トラブルを自身が原因で起こすか受動的に巻き込まれるかのいずれかだからです。

 企業において人を雇用する際に、よく相性を重要視される方がおられます。それはたしかに大切です。しかし、人間は生まれ持った本質的な特徴・癖があり、それを変えることは難しく、抑えるのは理性でしかないと思います。その特徴を分かったうえで採用し、適材に配置することも相性と同じく大切ではないかと思います。あと、何事もタイミングです。運勢的に適切なタイミングを知ること。これも大切ですね。

 大谷氏と水原氏の相性は悪くはありません。しかし、水原氏の本質的な特徴を前もって知っていれば、この問題ももっと早い段階で適切な処置ができたのではないかと思います。また金銭を貸し付けるタイミングを誤らなければ、事の顛末は違っていたかもしれませんね。


<プロフィール>
中馬 導与
(ちゅうまん・どうよ)
 1982年生まれ。気学導与会会長。芦屋大学大学院卒。大学院卒業後、父である初代中馬導与の秘書として仕え、勉強を重ねながら、師範代として気学を用いた経営コンサルティングを実践。2019年10月に2代目中馬導与を襲名し、気学導与会会長に就任。日本全国および海外の多数の企業会員に対して助言を与え、年間3分の2を顧客訪問や勉強会に充てる。

関連キーワード

関連記事