2024年04月28日( 日 )

マルマエ、24年8月期中間決算、大幅減収と赤字~通期も下方修正

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 3月28日、半導体等製造装置部品の設計、製造、販売を行う(株)マルマエ(鹿児島県出水市、前田俊一代表、東証プライム)は24年8月期の中間決算を発表した。それによると、売上高は20億4,000万円(前年同期比51.9%減)、営業損益は7,800万円の赤字(前年同期は9億2,700万円の黒字)、経常損益は1億3,400万円の赤字(同9億1,300、万円の黒字)、四半期純損益は1億100万円の赤字(同6億4,400万円の黒字)と、大幅な減収と赤字になった。

 また、通期の業績予想についても、前回予想から大幅な下方修正を発表した。修正予想では売上高は46億8,000万円(前回予想70億円)、営業損益は7,700万円の黒字(同6億8,000万円の黒字)、経常損益は3,900万円の赤字(同5億6,200万円の黒字)、当期純損益は3,400万円の赤字(同4億円の黒字)で、大幅な減収と、利益は最終赤字を予想している。

 中間決算の赤字ならびに 通期予想を下方修正した理由について同社は、売上高約20億円を予定していた中国向け太陽電池製造装置部品が、当初計画から大きく遅れて現時点でも受注未了となっていることを挙げ、当期中の検収可能性も不明瞭であるとして、業績予想の売上見通しから大部分を除外することを判断したとしている。

【寺村 朋輝】

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