民泊用物件をプロデュース、宿泊施設へのすすめ~リアリティ博多Ⅱ
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airBest(株)
変化しつつある宿泊市場に対応
近年、マンションやアパートなどの新築ラッシュとなっている反面、空き部屋の増加で頭を抱えるオーナーも多いと聞かれる。その一方で政府は外国人観光客の呼び込みを強化する方針を固め、年間4,000万人の目標へ上方修正をした。とくに2020年には東京オリンピックが開催されることから海外から大挙として外国人が訪れることが予想される。政府はこれから宿泊施設の整備を民間とともに行っていかなければならないことになる。空き家対策と不足する宿泊施設。双方を組み合わせ、なおかつ旅行者を納得させるのが“民泊”と言われるゆえんである。
福岡地区においても、古い物件における空室の増加は顕著で、その対策が求められている。このような市場背景を見越して、“三方よし“の理念で民泊関連事業を手がけるのがairBest(株)である。世界的な広がりを見せる宿泊サイトのairbnb(エアービーアンドビー)のホスト運用代行サービスを九州で初めて開始した先駆者でもある。
使い勝手を追及した民泊施設、堂々完成
そして今回、旅館業の許可を取得し5月に開業したのが「リアリティ博多Ⅱ」(20室)である。
この場所は博多駅から歩いて約7分で着くことができ、国道3号線沿いの交差点にあり利便性はとても良く、よく目につく場所にある。そして特筆すべきは、新装された室内だ。ホテル並みの大きなベッドが用意され、キッチンもコンロ、冷蔵庫、レンジなどが並ぶ。ほとんどの家電の使用書は日本語をはじめ、多国語で表記。何かトラブルがあればすぐに駆け付けられるシステムもあり、安心だ。掃除が行き届いた部屋でありながら、まるで知人の家に泊まっている安堵感を兼ね備えている。うれしいのは、外国ではお馴染みのワイヤー引き出し型の物干し備品を装備。洗濯物を室内でたくさん干すことができ、長期の滞在にも対応している。それだけではない。玄関のドアのカギはタッチパネルの電子ロック式。スマホなどの携帯情報端末で予約からカギ渡し、チェックアウトまでが完結するなど効率化と最新のセキュリティが備わる。このように旅行者が快適に過ごせるような気配りが随所に見られるのだ。
旅するすべての人に安全と快適を
民泊で空きビルを高い収益物件に変える方法を確立した同社。しかも、黒木透社長は不動産会社の代表取締役社長を5月末で退任し、この民泊関連事業に専念することになった。その熱意は、自社ビルを持つオーナーの収益増加、安価にそして安全に日本国内を旅する旅行者に向けられている。これから旅のあり方が変わっていくと思われるだけに今後の同社の拓いた活路に期待が持たれる。
【道山 憲一】
<INFORMATION>
リアリティ博多Ⅱ
所在地:福岡市博多区堅粕5-8-15<COMPANY INFORMATION>
airBest(株)
代 表:黒木 透
所在地:福岡市中央区薬院4-3-7
TEL:092-524-8600
URL:http://airbnb-best.com/
E-mail:airbnb@airbnb-best.com◆建設情報サイトはこちら>>
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