次の一歩を止めない「組織力」で躍進(前)
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(株)えんホールディングス
エンクレスト、10年連続1位も目前
2015年1月から12月までに、福岡県内で供給された分譲マンションは約7,000戸。最も多くのマンションを販売したのが、資産運用型マンション「エンクレスト」を販売する(株)えんホールディングスだ。同社が福岡県内において1年間で販売したマンションは500戸を超え、県内における販売戸数は9年連続で1位。資産運用型分譲マンションに限っては、13年連続1位(※)を獲得している。
同社は1989年11月に設立され、当初は中古マンションの販売をメインに手がけていたが、2000年1月にエンクレスト1棟目となる地上10階建、総戸数56戸の「エンクレスト西公園」を供給。その後は右肩上がりで供給戸数を増やしていき、現在(16年2月末時点)では87棟のエンクレストが福岡市内に建ち並んでいる。大型マンション「エンクレストベイサイド通り」
このように圧倒的な供給戸数を誇る同社だが、その供給エリアは、その多くが福岡市博多区および中央区で占められている。16年6月末に完成予定の「エンクレストベイサイド通り」(福岡市博多区)はテナント・住居複合の198戸+1店舗の大型マンションで、1K、1LDK、2LDK+Sなど豊富な間取りから選べる。上層階は実需向けのマンションとなっているほか、1階にはテナントも入居する予定だ。
同物件が建つ博多ふ頭周辺を含むウォーターフロントエリア(約65ha)は、アジアからのクルーズ船の寄港やMICE施設の集積により、国内外から多くの人が集まる日本でもトップクラスの交流拠点となっている。福岡市は、「今後、港湾、MICEなどの地区の強みをさらに伸ばすとともに、天神・渡辺通地区、博多駅周辺地区に並ぶ賑わいある都心の新たな拠点として、市民をはじめ世界中からさまざまな人をひきつけ、アジアの活力を取り込み、アジアのなかで存在感のある、ウォーターフロント地区を目指していきます」と『ウォーターフロントネクスト』(中央ふ頭・博多ふ頭の再整備)をテーマに、博多ふ頭および中央ふ頭周辺の整備を強化していく方針を掲げるなど、注目のエリアとなっている。
このウォーターフロントエリア周辺は、専門学校などが集積する単身世帯の賃貸需要が高いことで知られている。また、博多・天神へ通勤する単身者にも人気が高く、高い入居率をキープしながらエンクレストはすでに6棟が建つなど、同社も力を注ぐエリアとなっている。
なかでも、大型プロジェクト「エンクレストベイサイド通り」では、九州初となるバーチャルリアリティ(VR)を利用したバーチャルモデルルームをエンクレスト博多駅前店へ設置。ヘッドを装着し、コントローラーで操作することで、360度移動可能なモデルルームとなっている。話題のVRを不動産で利用した例としても、注目を集めている。
(つづく)
※フクニチ住宅新聞調べ
<COMPANY INFORMATION>
代 表:原田 透
所在地:福岡市中央区大名2-8-22
設 立:1989年11月
資本金:1億円
TEL:092-751-8522
URL:https://www.en-hd.jp/<プロフィール>
原田 透
1959年7月9日、福岡県生まれ。投資用マンション販売会社を経て、97年3月に(株)えん(現:(株)えんホールディングス)の代表取締役に就任した。取引業者だけでなく、同業者からも原田氏の経営手腕に関する評価は高い。法人名
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