ライオンズ国際大会のパレードを終えて
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前・久留米高牟礼ライオンズクラブ会長
(株)ユニイチ 代表取締役社長 松尾 一広 氏福岡県久留米市で空調工事、給排水工事の設計施工、上下水道、スプリンクラー工事を手がける(株)ユニイチ。「誠心誠意」をモットーに顧客満足に取り組み、信頼関係を得ることで着々と業績を伸ばしている。同社の松尾一広社長は今年6月に行われたライオンズクラブ国際大会で、同クラブの会長を務め、自らが感動体験をした。
必死のコミュニケーション 友情の輪を作る
松尾氏は昨年6月、同クラブの第23回会長に就任し、「協力」「努力」「奉仕力」の3つを掲げ、30名近い会員らと一致団結して行動してきた。松尾氏が起業した(株)ユニイチは、「どうせするなら喜んで」の姿勢で仕事をしている。金額の大小に関係なく修繕工事の依頼を受けた場合は断らない。どんなに多忙であっても一番優先するのは「お客さまが困ったこと」に対応すること。一言で言えば「困ったことはすぐにやる」だ。
酒席であろうと就寝中であろうと、お客様から電話があればタクシーを使ってでも駆けつける。これが同社のモットーであり、これを実行してきたからこそ信用と信頼がある。松尾氏によれば、このような姿勢や考え方にはライオンズクラブで培った経験が活きているとのこと。
そのようななか今年6月に念願の国際大会が福岡で開催された。だが、同クラブは日航ホテル福岡内にブースを設けられたものの、松尾氏を始めとした会員らは不安な気持ちで一杯だった。「こっちに来るな」。心の叫びと裏腹に次々と相談に来る外国の方々。英語がわからない会員が多いなか、必死に身振り手振りでコミュニケーションを取った。すると他国のメンバーから笑みがこぼれた。言葉は通じないが意思疎通が取れた瞬間だった。
言葉が通じなくても心で通じ合う
「We Serve(我々は奉仕します)」の精神を持つ同クラブは青少年育成と、じゃがいも育成を行ってきた。耳の聞こえない子どもたちのために学校の先生たちと協力してボディーパーカッションのアクティビティーを行ったりした経験があった。以前、自身が幹事の時、福岡市内でボディーパーカッションを行った際、その必死な行動が台湾から来たメンバーの目にも止まり、「感動した」と労いの言葉をかけていただいたことがある。ライオンズの活動は言葉が通じなくても心で通じ合う。松尾氏は国際大会を振り返り、「やってよかった。感動する大会でした」という松尾会長の言葉には充実感が漂っていた。
松尾氏は同クラブの会長を6月末で退任し、7月からは(株)高木組の高木大蔵社長にバトンタッチした。ライオンズクラブは来年で創立100周年を迎える。過去の100年、そして未来の100年を見つめて、古い物を見つめ直し新しい物を作っていく。国際大会で得た仲間らとの友情、そして感動を胸に、クラブ活動および本業の設備工事に専念していきたい考えだ。
■久留米高牟礼ライオンズクラブ
所在地:久留米市東合川552-3
TEL:0942-65-5782
URL:http://www.imj.net/~lions/<COMPANY INFORMATION>
(株)ユニイチ
代 表:松尾 一広
所在地:久留米市東合川4-9-25
設 立:1990年7月
資本金:1,000万円
TEL:0942-45-3033
URL:http://www.uniichi.com関連キーワード
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