柳橋連合市場協同組合 発足以来初の理事選挙へ
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博多の台所、柳橋連合市場の協同組合において、初めて理事改選のための選挙が実施されることが関係者への取材でわかった。
戦前より形成される同市場だが、現組合の設立は1992年。以降、組合理事らは指名制で就任していたそうだが、今回4月25日に理事を選出する選挙が行われる。現理事は、理事長を含め7名体制だが、組合員の減少もあり、次回選出される理事数は5名。現時点で、現職5名、新人5名が立候補しているという。現職立候補者には、現理事長の楠下広師氏も含まれている。
組合運営では、市場内の高口ビル建替えを巡り、理事会と組合員が対立。昨年11月に開催された臨時総会で、楠下理事長は共同事務所移転を巡り、背任行為を認め、自ら辞任を申し出ていたが、後に撤回。現在も、理事長職に就いている。
「新人が5人も立候補したのは、現体制への不満の表れでもあるだろう。現理事は、高口ビル建替えを計画しているジョイフル社の協力をちらつかせ、票を集めようとしているが、建替えはいっこうに進まない。結局、転売になるはずだ」と関係者は語っている。
旧体制が継続されるのか、それとも一新されるのか。市場の将来を左右する大きな選択となる。
【東城 洋平】
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