2024年12月04日( 水 )

まちかど風景・筑紫野市 2つの気になる三角地の行方

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 人口増加続くベッドタウン、福岡県筑紫野市。市制移行の1972年に4万人余りだった人口は10万を超え、今も増加は続いている。住宅需要は堅調で、新築工事が至るところで確認できる。JR二日市駅、西鉄朝倉街道駅周辺を歩いてみた。

 筑紫野市紫4丁目、高雄交差点の角にある更地が気になる。かつてはガソリンスタンドだったところだが、閉店し、解体され、更地となり、ずいぶん時間が経つ。形状が三角地なのが惜しいところだが、角地で出入りしやすく、何か計画ができてもいいものだが・・・。看板に記載されていた、昭和シェル石油グループの不動産管理会社(株)クレコに連絡をしてみた。担当者は「現在社内で、入札による売却を検討中。時期は未定です。」と話してくれた。コンビニサイズの土地だが、約1キロ先には、ローソンとセブンイレブンが鎮座しており、そのあたりをどう読むか。いずれにせよ、目立つ場所には違いない。

 福岡大学筑紫病院近くの俗明院交差点そばに、医師募集の看板が設置されている。しかし、福大病院が医師を探しているというものではない。交差点と接する、三角地の約150坪がクリニック建設計画地として、売り出されているのだ。計画は「(仮称)地域イキイキプロジェクト」(お世辞にもうまいネーミングとは言えないが)。問い合わせ先は(株)シンクロファーマネット14で、隣りのペリカン薬局運営会社である。つまり、この三角地はペリカン薬局所有ということだろう。看板設置からそれなりに時間が経過しており、なかなか購入希望者がいないのだろうか。近隣には大学病院がそびえ立っているため、新規開業にはなかなか気の引ける立地である。利用者の住み分けができれば、経営は成り立つような気もするが・・・。

【東城 洋平】

 

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