2024年11月22日( 金 )

福岡市美術館、来年3月にリニューアルオープン

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▲大濠公園側からのアプローチも一新された

 現在、改修工事のために休館となっている福岡市美術館が、来年3月21日(木・祝)にいよいよリニューアルオープンする。

 今回のリニューアルでは、主に設備面の全面的な改修を実施。最新のLED照明などにより、展示品がより美しく照らし出される。また、大濠公園に面した垣根や中庭などを撤去し、公園側からのアプローチを一新。カフェも新設され、公園側から気軽に美術館に入りやすくなっている。

 館内では、1階の「東光院仏教美術室」を落ち着いた内装などに変更。寺院の雰囲気を再現し、国指定の重要文化財の仏像などを展示するのにふさわしいスペースとなった。また、随所にユニバーサルデザインなどを取り入れるほか、2階のキッズスペースには授乳室を2室設けるなどして、親子連れにも利用しやすいよう配慮がされている。

▲1階「東光院仏教美術室」
▲2階「キッズスペース」

 福岡市のリニューアル事業課の担当者は、「市美術館は開館から40年近くが経ち、主に設備面での老朽化が進んでいました。今回のリニューアルで設備面を一新するとともに、大濠公園からの入りやすさなども向上させていますので、市民の方により気軽にきていただける美術館になっていければ、と思います」とコメントする。

​▲福岡市美術館の新たなロゴ・シンボルマーク ​

 1979年11月に開館した市美術館は、老朽化にともなう改修工事のため2016年9月から休館していたが、今年9月末に工事が完了。今後は、事務所の移転や館外に保管していた美術品の移送など、来年3月のリニューアルオープンに向けての準備を進めていく。

 なお、10月1日には同館の新たなロゴ・シンボルマークも発表。大濠公園の池と美術館とがシンボライズされており、セントラルパークという立地環境や新たな美術館のイメージがわかりやすく表現されている。

【坂田 憲治】

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