2024年11月24日( 日 )

師走の福岡を歩いて~天神ビッグバンとすし屋、そしてM&A…

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(1)中堅ゼネコンと地場ゼネコンの技術差は?
 大博通りに面した土地に地場ゼネコンの看板がたっていた。それからあっという間に12階建てのオフィスビルが完工寸前になった。現場の看板をあらためて見ると中間ゼネコンと地場ゼネコンのJVだった。
 建築面積はおよそ3,000坪。地元業者単独では、この物件を建てられなかったのだろうか?中堅ゼネコンと地場ゼネコンの間にかなり技術格差があるのだろうか。それが本当なら、残念ながら天神再開発の物件に地元業者が出る幕はない。

(2)キャナルシティ博多のすし屋にはインバウンド客が押し寄せる
 4日の夜は小雨が降っていた。1日2万歩を歩くというノルマの達成は難しいので、福岡市博多区の上川端商店街を通って「キャナルシティ博多」に行った。
 おなかが空いたので4階のすし屋に入る。30分間で焼酎の水割りを2杯飲み、寿司を5貫食べた。店にいた30分間、私を除いて28名のお客さんが入店した。お客さんの内訳は28名中、日本人が2名。それ以外は外国人(おそらく中国人)だ。隣に座った外国人に醤油の使い方を教えてあげた。キャナルシティ博多はインバウンドで潤っているようだ。

(3)1億円規模の会社のM&Aはやめよう
 2社をM&Aした経営者Aの実感である。「値段も安いし、たいした負担にならないから会社を買った。ところがどうだ。両社とも売上高1億円規模だが、元の経営者がこの売上の大半を売り上げており、従業員たちは飼いならされた状態だったため、元の経営者が会社を離れるとこの売上が消えてしまった。結局、私の会社の幹部が必死で営業する羽目となり、M&Aを行った意味がなくなった。やはり組織が組織として機能している会社を買うべきだった」とAは反省しきりだった。

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