2024年11月27日( 水 )

福岡市長・高島宗一郎氏の憂鬱

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 昨年11月の福岡市長選挙に圧勝した福岡市長・高島宗一郎氏は現在、憂鬱である。

 もともと昨年の内閣改造に本人は声がかかっていると思っていた節があった。3期目の選挙は圧勝できたが、選挙終了後、高島市長が国政に転出するという噂が消えなかった。

 ところが、今回は不思議なことに同日解散総選挙の可能性が高まってきているのにも関わらず、たとえば「高島市長、2区に立つかも」という噂話のかけらも聞こえてこない。

 1つ目の根拠として、福岡県知事選で肩入した候補が大敗したことで慎重になったということ。2つ目は後ろ楯である麻生副総理の自民党内での信用が失墜しつつある現実。3つ目は自分が推した地方議員候補たちが期待したような結果を残すことができなかったこと。

 高島市長の元側近は「どんなに鼻っ柱が強い人物でも現状を分析すれば今、立つべきでないことはわかっている。選挙は1人で戦えるものではない。まず今回の総選挙は見送ります」と断じている。

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