福岡の景気に傲慢な面々
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(1)曲がり角を認識する健全な方々
福岡のホテル供給過多を危惧するレポートが公表されはじめた。高級ホテルのオープンもスタートしだして「供給過多の懸念」を指摘する声に納得する人々も増えてきた。そんな背景下、所有するホテル10棟を売却した経営者が現れた。
別の話。あるサブコン経営者の見たてだ。「建設業者の無理な受注を始めたところが、目立ちだした。先行きに不安を抱いているようだ。しかし、我々、同業者は、減ることはあっても新規で拡大するところは現れていない。だから過当競争する必要はない」この2人の経営者は健全な経営感覚の持ち主だ。
(2)天下を取った気分の構造設計の若手設計士たち
建設業の経営者が怒る。「今時の構造設計の若造たちは客を客と思っていない」
そこには受注がたくさんあるという背景が関係している。耐震基準が厳格化され、構造設計士のなり手が少なくなったことが、その要因として挙げられる。
「そんな短期間で設計できるものか、そんな単価でやれるか!ほかに頼め」と天下を取ったかのような傲慢さだとか。この経営者は「たいした腕もない癖に!いつかしっぺ返しを食らわしてやる」と機会を伺っている。
(3)忘年会のセールスにこないホテル営業マン
デベの社長が首を捻る。「初夏になるこの時期には、例年必ずホテルの営業マンたちが忘年会の予約をとりにやってくる。しかし、今年は1人として来ない。不思議だ」この話を聞き、シティホテル数社を取材した。すると現時点で、かなりの数の忘年会予約が入っているとか。「決して、ふんぞりかえっているわけではありません。無理な約束をしないためです」との返事。
(4)大名界隈は歩けない
先週土曜日、大名地区を歩いた。すると観光客が多いこと、多いこと。とても歩けた状態ではない。どうやら週末は、観光客であふれているようだ。
平成の2回のバブル期には、こんな光景にお目にかかったことはない。こんな人通りであれば飲食店は大繁盛である。飲食店のオヤジたちは「永遠に"来客増大″」と信じているのだろうか?
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