【コロナに負けない(44)】みやきなでしこクラブU-15始動!
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みやき町女子サッカーチーム「みやきなでしこクラブU-15」の初公開練習が21日、みやき町三根運動場で行われた。
同町は1月14日に「女子サッカーのまち宣言」を行い、4月1日に2011年女子サッカーW杯の世界王者を勝ち取った、なでしこジャパンのゴールキーパー・海堀あゆみ氏を、「みやき町スポーツ政策ディレクター」に迎え「みやきなでしこクラブU-15」を発足させた。
同クラブは新型コロナウイルス感染拡大にともない、活動を自粛していたが、緊急事態宣言の解除を受け、5月14日に活動を再開していた。
現在のメンバーは、小学6年生が2名、中学1年生が11名、中学2年生が5名の18名で構成されている。みやき町内のほか、佐賀市や鳥栖市などから通っており、メンバーの1人は唐津市より家族でみやき町に移住している。
全18名が参加した初公開練習開始時には海堀ディレクターがZoomで参加。海堀ディレクターによる練習に対する心構えや今後の課題についての話をメンバー一同、熱心に聴き入っていた。その後の練習では学年に関係なく、全員が元気よくサッカーボールを追いかけた。
練習は週4日、90分間行われている。
現在の練習方針は、「人間力を高める」こと。練習後には全員で一人100本グラウンドの草むしりをやるなどサッカーができることに感謝する心を育成し、技術面においては個々人の基礎部分のレベルアップに注力している。
クラブ側も指導者や子どもたちに消毒液を準備し、手洗いなどコロナ対策を徹底しているという。
宮崎美由紀監督(みやき町総務部女子サッカー推進室参事)は「動いていない期間が長かったので、今は身体を慣れさせる指導をしている。自分の考えを伝えられ、相手の意見を聞ける集まりであってほしい。地元に愛されるチームになれるよう育てていきたい」と話す。
中学1年生の寺西さんは「自主練習はしていたけど、メンバーのみんなと練習できるのが楽しい。始まって良かった。今の目標はチームのメンバーについていけるようにがんばりたい」と意気込みを語った。
【内山 義之】
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