九州の地銀にとって6月7日の株価が重石に
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【表1】はダウ平均株価の推移表である。
~この表から見えるもの~
◆18日のダウ平均株価は、前日比▲533.37ドルの3万3,290ドル8セント(-1.58%)と大幅な下げとなった。しかし、週明けの21日は同+586.89ドルの3万3,876ドル97セント(+1.76%)と大幅に上昇した。その後は小幅な値動きとなっている。【表2】は日経平均株価の推移表である。
~この表から見えるもの~
◆朝方に終わったダウ平均株価の大幅な上昇を受けて、22日の日経平均も前日比+873.20円の2万8,884円13銭(+3.12%)と大幅に上昇。16日以来4日間続落していたが上げに転じた。日経平均もダウ平均と同様、この2日間は小幅な値動きとなっている。きょう(24日)は同+0.34円の2万8,875円23銭(±0.00%)で取引を終えている。【表3】は九州地銀7行(FG・FH含む)の推移表である。
~この表から見えるもの~
◆きょう(24日)の日経平均株価は小幅な下げとなったものの、九州地銀の株価は山口FGだけが下げ。値を上げたのは佐賀銀行で、前日比+11円の1,384円(+0.80%)。次が大分銀行で同+12円の1,668円(+0.72%)。以下、西日本FHは同+3円の651円(+0.46%)、宮崎銀行は同+7円の1,989円(+0.35%)、ふくおかFGは同+5円の1,918円(+0.26%)、九州FGは同+1円の394円(+0.25%)、北九州銀行を傘下に置く山口FGは同▲5円の646円(-0.77%)。
山口FGの株価は20年3月31日以来、西日本FHに逆転されていた。18日以降は上げ下げを繰り返していたが、24日は西日本FHが651円、山口FG646円で再逆転している。当面、この2社の株価の動きを注視したい。
<まとめ>
6月6日付の日経新聞(朝刊)の1面に掲載された「生保、地銀株を売却 今年度 日生や第一、数百億円」の記事を受けて、6月7日の九州地銀の株価は全銘柄が前日から大幅に下落した。
6月11日以降、6月7日の株価を上回ったのは北九州銀行を傘下に置く山口FGだけで+2円(+0.31%)。九州地銀にとって6月7日の株価が「重石」となっている。はたして明日以降、どの銀行がその「重石」を弾き飛ばす勢いを見せるのだろうか。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】
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