【読者からの投稿】東京五輪強行~80年前と何も変わらない「権力者」たち
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NetIB-Newsでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
今回は東京オリンピックに関して寄せられた読者のご意見を紹介する。政府の後手後手の対応や、「オリンピックありき」の政策を目の当たりにすると、なんの為の自粛生活なのか、皆さんわからなくなってきているのではないでしょうか。
ここにきて外出する人が増えているのは、そんな政府に対する不満もあるのではないかと感じざるを得ません。他国だったら抗議の暴動などがあるのかもしれません。日本人はそこまではしないながらも気持ちは同じはずで、その感情が今の外出増加につながっているのではないかと思います。
今回のオリンピックに対する政府の姿は、太平洋戦争に突き進んだときの軍部の暴走を彷彿とさせます。
当時は今のような情報社会ではなかったし、200年以上鎖国していて、開国して約70年しか経っていなかったから、国力の差がどれくらいのものなのか実感がなく、米英を甘く見ていたのは仕方がなかったのかもしれません。
日清戦争も日露戦争も勝利し、第一次世界大戦でもちゃっかり戦勝国側になって、危機感も少なかったのかもしれません。
科学を無視して「精神論・根性論」と運頼みで突き進んだ結果、散々な負け方をしたという経験をいかす最大のチャンスが今訪れているのに、まったくそれがいかされていません。
日本には優秀な科学者がいっぱいいるのに、権力者側の考え方は80年前と何も変わっていないと思わされます。
オリンピックを見据え、有観客の議論をするために、コロナが落ち着く前に緊急事態宣言を解除してしまった政府。また、来日するIOCの役員のためにお酒も解禁したかったのだと思います。
矛盾した政策で、今までの日本国民の努力が台無しにされてしまいました。
尾身会長は、「五輪はやるべきではないが、やるなら無観客」と進言しています。
それなのに有観客へ導き、決めてしまう。自らに都合の良い時は専門家の助言だと言い、都合が悪い時は無視して自らのやりたいように進める政府のやり方がどうしても許せません。
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