【注目企業】「矢西建設」に絡みつく藤堂和子ママの呪縛(2) 西川会長がレクリス・藤堂信太郎氏のスポンサーに
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看板に大書された「レクリス」の屋号
矢西建設本社屋(早良区原)の前に新設された看板。そこに記されているのは、矢西建設の名前だけではない。黄色の看板に、矢西建設の名前と並んで赤い文字で大書されていたのは、いわくにまみれた会社の名前だった。
「株式会社 レクリス」
レクリスの事業内容は、高級外国車の輸入・販売など。もっとも、レクリスの名前よりもその代表者の名前、さらにはその母親の名前のほうが世間の通りは良いだろう。レクリス代表の名前は、藤堂信太郎氏(47)。信太郎氏は、「中洲の女帝」の通り名で知られる「藤堂和子」ママ(75)の一人息子で、和子ママは中洲の高級クラブ「ロイヤル・ボックス」を全国区の名店に育てあげたことで知られる女傑だ。
「矢西建設の西川貞紀会長(71)の姿が連日、ロイヤル・ボックスのVIPルームで目撃されています。コロナ禍で売上不振に陥ったロイヤル・ボックスを救うために、一説では億単位の金を投入したという話もあります。息子の信太郎氏はレクリス用に矢西建設裏のプレハブを間借りしており、藤堂親子ともに西川会長の世話になっているというわけです」(関係者)
倒産、そして逮捕~藤堂信太郎氏のこれまで
レクリス代表である藤堂信太郎氏の評判は芳しいものではない。直近では今年1月、信太郎氏が中央区大濠に借りていた建物と車庫の明渡や滞納家賃の支払いを求めて提訴され、4月19日に約211万円の支払いを命じる判決が下されている。
信太郎氏はまた、12年前の2009年5月に現法人名と同じ「レクリス」を倒産させている。負債額は約50億円。倒産当時は不透明な資金の流れが指摘されると同時に、販売先開拓に大きな力を発揮したとされる母親の和子氏の責任を問う声もあがっていた。
現「レクリス」は2012年設立。以前と同様に高級外国車の輸入販売などを手がけていたとされるが事業実態は不明で、さらに信太郎氏は昨年11月、横領容疑で福岡県警に逮捕される事件も起こしていた。
<COMPANY INFORMATION>
矢西建設(株)
代 表:新開 勝(2021年6月7日就任)
所在地:福岡市早良区原1-41-3
設 立:1952年12月
資本金:2,000万円
売上高:(20/5)67億1,021万円(つづく)
【特別取材班】
法人名
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