開発と管理に「過剰なまでの愛情」を 不動産のプロとしてまちづくりに貢献
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(株)ビーロット 取締役福岡支社長
江﨑 憲太郎 氏2013年にビーロット参画
不動産再生や開発を主体に管理、仲介を手がける(株)ビーロットは、福岡市でも不動産市況の盛り上がりが顕在化し始めた2013年9月、他社に先駆けて福岡支社を開設した。17年2月には、規模拡大のため現在のオフィスに移転した。
福岡支社の開設は、取締役兼支社長を務める江﨑憲太郎氏の存在があったからこそ実現したと言っても過言ではない。江﨑氏は地場総合デベロッパーを経て、長年にわたって福岡、東京、大阪で不動産事業に関わってきた。江﨑氏とビーロット創業メンバーには20年来の信頼関係があり、当初は外部パートナーとして事業協力していたが、ビーロットが将来にわたる最重要拠点として福岡支社開設を切望し、江﨑氏を招聘するに至ったという。
拠点開設からこれまで、不動産の再生や仲介の実績を重ねてきたほか、「ナビールコート警固」(50m21LDK×32戸)、福岡市中央区六本松にも「Ropponmatsu View Apartment」(50m21LDK×39戸)などハイクラス賃貸マンションの開発実績もある。21年8月に開業した68室のホテル「&HOTEL HAKATA」(博多区冷泉町)も同社の企画開発物件だ。
住宅地では特徴的な戸建賃貸も
福岡支社の強みは、地の利を生かして土地の取得から開発、リニューアル、売却、賃貸管理と、ワンストップで手がけることができるところだ。特筆すべきは、江﨑氏による「過剰なまでの物件への愛情」だ。建物デザインに採用する細かい部材や住設機器、外構に至るまで同氏による手が加わっている。わかりやすい例が21年2月に完成した賃貸用の2階建戸建住宅「mihiro345(みひろさんしーご)」だろう。福岡市南区屋形原という立地の特徴を生かし、独立した戸建賃貸住宅11戸および駐車場12区画の開放的な企画とした。mihiro345の外壁は耐久性が高いガルバリウム鋼鈑、そして広いバスタブや開き戸の浴室など、一般的には気づかれにくいが住んでみて利便性が高い設備が使用され、細部まで配慮が行き届いていることがわかる。
さらに、21年11月には福岡市・大名2丁目で希少な開発用地を取得。22年10月完成予定で9階建てのオフィス・商業複合ビルの開発に着手した。大名2丁目は、「ザ・リッツ・カールトン福岡」などが入る複合施設の建設もすすめられており、さらなる発展が期待されるエリア。江﨑氏は、「福岡市はポテンシャルが高いまち。福岡支社の役割はこれからさらに重要になってくるので、長期的な視野で不動産開発から運用まで行える組織として成長させていきたいと考えています。そのために、人材採用や育成に力を入れていきます」とさらなる規模拡張に意欲を見せる。
<COMPANY INFORMATION>
代 表 :宮内 誠
福岡支社長:江﨑 憲太郎
所在地 :東京都港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス10F
福岡支社:福岡市中央区赤坂1-5-11 アバンダント89 7F
設 立 :2008年10月
資本金 :19億9,253万2,283円
TEL :092-712-2070(福岡支社)
URL :https://www.b-lot.co.jp
<プロフィール>
江﨑 憲太郎(えざき けんたろう)
1969年1月生まれ。福岡市博多区出身。地場総合デベロッパーの専務取締役を経て、2009年に独立。その後、13年にビーロットに参画し、福岡支社長に就任。18年には取締役に就任した。趣味は1人散髪とゴルフ。関連キーワード
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