2024年11月29日( 金 )

顧客と真摯に向き合い 葬儀をもっと魅力的なものに

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(株)アートライフホールディングス
(天国社グループ本社)
代表取締役社長 中井 健雄 氏

「お客さまに満足していただくことがすべて」 地域に溶け込む葬祭業者

(株)アートライフホールディングス (天国社グループ本社) 代表取締役社長 中井 健雄 氏
(株)アートライフホールディングス
(天国社グループ本社)
代表取締役社長 中井 健雄 氏

    「お客様が求めることを提供しよう」という企業理念を掲げ、社葬、オリジナル葬、家族葬、密葬、直葬、神式・キリスト教式、友人葬などあらゆる葬儀を企画・プロデュースしている(株)アートライフホールディングス。「天国社」ブランドで福岡県内に姪浜会館、福岡会館、油山会館、春日会館、伊都会館の5つの葬祭場を構えており、福岡エリアでは非常に高い知名度を誇る。

 大切なひととの別れのセレモニーをサポートするという使命感のもと、故人の遺志や残された家族のあらゆる要望に寄り添うだけでなく、固定観念にとらわれず自分たちにしかできないことを常に目指してきた業界のパイオニア的存在である。実際、2014年6月に代表取締役社長に就任した中井健雄氏は、葬儀会社の従来の暗いイメージを払拭すべく、さまざまな新機軸を打ち出してきた。15年6月にアートライフホールディングスを設立。現在、葬祭の天国社以外に、家族葬の(株)市民葬祭、運送・レンタカーの福岡リムジンサービス(株)をはじめ、コンサルティングや不動産、フラワー事業などを展開している。

 とはいえ、「本業はあくまでも葬祭事業」と語る中井代表。「その他の事業は『すべてお客さまのため』、つまり、多様化する葬儀のニーズや終活に対する意識の高まりに対応してのことです。例えば、亡くなった親御さんのご自宅やマンションの売却といったご相談も承っておりますが、そうしたことはみな、お客さまのご要望や不安に耳を傾ける過程で必然的に出てきた取り組みなんです」。別れに直面した人々をあらゆる面から支えたいとの、同代表の真摯な気持ちが伝わってくる。

「やってみたい」という声を大切に 働きがいのある職場を目指す

オンライン葬儀の様子
オンライン葬儀の様子

    コロナ禍においては時差参列やソーシャルディスタンスに心を配るほか、オンライン葬儀にもチャレンジ。このように時代の変化にすばやく対応できる力と、創業時より変わらない「顧客と真摯に向き合う姿勢」こそが天国社の魅力なのだ。顧客から感謝の言葉を絶えず寄せられるゆえんもそこにある。従業員たちも「葬儀をするなら天国社でしたい」と口をそろえる。

 従業員の「やってみたい」という声も積極的に取り入れられている。会員向けのバスハイクやイベント、就活寺子屋、マルシェ、文化教室などは、若手従業員のアイデアから生まれたものだ(コロナ禍のため、現在はイベントを見合わせ中)。確かに葬祭業務は厳粛で喪の悲しみに満ちたものだが、悲しみのなかにも笑顔があふれる、そんなやりがいのある職場を構築し続ける。

 すべての従業員に「働きがい」を、そしてすべてのお客さまに「生きがい」を提供すべく、今日も天国社は人の生に向き合う。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:中井 健雄
所在地:福岡市西区姪浜駅南2-20-25
設 立:1987年6月
資本金:2,000万円
TEL:092-883-4949
URL:http://www.tengokusya.co.jp(天国社)


<プロフィール>
中井 健雄
(なかい たけお)
1974年7月14日生まれ、福岡市西区出身。イギリス・パングボーンカレッジ卒。メリルリンチ証券を経て、2001年に天国社に入社。14年6月に代表取締役社長に就任。趣味は旅行、食べ歩き。「社員にとってもオンリーワンな人間でありたい」と日々の社長業に全力で取り組んでいる。

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