2024年11月24日( 日 )

隈研吾×七呂建設「鹿児島コミュニティBOOKカフェ」、24日に起工式

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【七呂建設】コミュニティBOOKカフェ
【七呂建設】コミュニティBOOKカフェ

 鹿児島を拠点とするハウスメーカーとして今年で創立62年を迎える(株)七呂建設は24日、世界的に有名な建築家・隈研吾氏の設計による「鹿児島コミュニティBOOKカフェ」の施設概要発表会と起工式を行った。施設概要発表会では隈氏が映像出演して、カフェにかける思いを語った。

鹿児島から世界に羽ばたく建築家を

1Fカフェ
1Fカフェ

 「鹿児島コミュニティBOOKカフェ」は、七呂建設(鹿児島市石谷町、七呂恵介代表)の60周年記念事業として進めてきたもの。鹿児島大学郡元キャンパスそばに建てられ、1~2階は内装に木材をふんだんに使用したカフェ、3階が商談スペース、屋上は桜島を臨む開放的ルーフガーデンとする計画。カフェは大学生を中心に若い世代が集うコミュニケーションの場として機能することもコンセプトとしており、セミナーや交流会などで使用されることを企図する。

3F商談スペース
3F商談スペース

 自身も一級建築士の資格をもつ七呂恵介代表は、同カフェの建設を“地域貢献”の一環としても捉えており、「鹿児島の若い世代が隈研吾氏の作品に直接触れることで刺激を受け、世界に羽ばたく建築家が誕生してほしい」などと話している。

桜島を臨むルーフガーデン
桜島を臨むルーフガーデン

【データ・マックス編集部】


■SHOP INFORMATION
<施設名>
鹿児島コミュニティBOOKカフェ
<建設地>
鹿児島市荒田(鹿児島大学前)
<設 計>
隈研吾建築都市設計事務所
(東京都港区南青山2-24-15)
<施 工>
(株)七呂建設
<特 長>
世界的建築家・隈研吾氏設計による鹿児島初となる店舗
「コミュニティBOOKカフェ」
<フロア概要>
1F カフェスペース
   (壁一面の県産材シェルフ)
2F カフェスペース
3F 商談スペース
   (間接照明に柔らかく照らされる
    木のアーチ)
RF (屋上フロア)
   桜島を臨む開放的なルーフガーデン


<プロフィール>
隈 研吾
(くま・けんご)
1954年生まれ。東京大学大学院修了。東京大学教授。64年の東京オリンピックで見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。コロンビア大学客員研究員を経て、90年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで20カ国を超す国々で建築を設計し、国内外でさまざまな賞を受けた(日本建築学会賞、フィンランド・国際木の建築賞、イタリア・国際石の建築賞ほか)。その土地の環境・文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールの優しく、柔らかなデザインを提案。コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築の在り方を追求している。


<COMPANY INFORMATION>
創 業:1960年4月(設 立:1963年5月)
資本金:8,700万円
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2020」で3年連続優秀賞受賞および省エネ住宅優良企業賞受賞(21年3月15日)
新築引き渡し棟数1,500 棟突破(21年5月13日)
20年度鹿児島県内建築確認申請数で3年連続No.1(21年10月13日)
21年版県内完成棟数で3 年連続県内No.1(21年12月17日)。

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