
九州建設(株)を発展させた功労者の辻長英氏が8月24日(水)、90歳で逝去した。
九州建設の旧社名は辻組で、福岡で「老舗3本柱」に挙げられる格式高い企業である。1972年1月に故人が代表に就任して以降、リーダーシップを発揮して拡大路線を打ち出し、福岡トップクラスの地位を築いた。
故人の2学年後輩にあたる同業他社の会長は以下のように故人を評する。「福岡県建設業協会の会長として、また県の団体組織においてもトップとして業界を引っ張ってきたすばらしいリーダーで、誠に尊敬できる人であった。辻さんの功労を一言でいえば業界を近代化したことである。おかげで業界が社会から尊敬されるようになった。その指導力には改めて感服する」と振り返る。
故人が代表に就任した1972年に起業した元経営者が語る。「よそからやってきて建設会社を立ち上げた。当時の辻組は雲の上のような存在であった。だから“地元の名門の足元におよぶように”を目標にして頑張ってきた。長英さんからは業界のことをいろいろと教わった。まさしく本当の紳士であった」と今でも尊敬の念を抱いているそうだ。
激動の時代を疾走されてきた故人は、90歳まで戦いの連続であった。来世では安らかに過ごされることをお祈りします。
合掌
【児玉 直】
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