2024年12月22日( 日 )

破産手続開始決定 負債総額 約1億円

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

ラーメン店経営ほか/コロナ関連

法人名:(株)エイコー食品
代 表:小島 憲司
所在地:福岡市南区清水4-6-33
設 立:1989年8月
資本金:1,000万円

 同社は1月17日、福岡地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は甲谷健幸弁護士(かなえ総合法律事務所、福岡市博多区博多駅東3-11-14、電話:092-292-6826)。負債総額は約1億円。

 同社は1989年8月に設立されたラーメン店経営業者。オリジナルのラーメンをはじめとするレトルト食品の卸売を主力としていた。主に、各スポーツクラブチームなどからまとめて商品を受注し、チームが贈答品として販売、その利益を活動資金に利用するシステムで約5,000団体に販路を築いていた。また、福岡地区で「こじま亭」の屋号でラーメン店を経営。ピーク時には7店舗を有しており、2015年7月期には約3億7,000万円の売上高を計上していた。

 しかし、同業他社との競合や設備投資の負担もあり、財務面が悪化。ラーメン店も2店舗のみの運営となっていた。また、20年春からはコロナ禍により業績がさらに低迷。ラーメン店を全店舗閉店し、既存事業で立て直しを図っていたものの、先行きの見通しが立たず事業を停止。今回の措置となった。

【立野】

関連キーワード

関連記事