2024年11月23日( 土 )

新たなコミュニティ形成と確かな開発力で躍進

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(株)福岡地行

 福岡市内を中心に、分譲マンション「アクロス」や注文住宅「アクロスタウン」シリーズを供給する(株)福岡地行の、アクロス大濠公園プレミアフォート(全31戸)の販売が好調だ。2023年にはアクロス六本松リル・グレイス(全30戸)、アクロス天神セントラルグロー(全41戸)の2棟の竣工も控えている。どちらも福岡市の中心部、天神・博多へのアクセスに優れた稀少な立地で、こちらも販売は順調だ。

 注文住宅では、販売区画の1つが土地価格約1億円と高級志向で話題を呼んだ、アクロスタウン赤坂けやきの杜も販売好調だ。マンションと注文住宅の両事業で、アクロスブランドの価値を証明した同社だが、手がける開発は住まいにとどまらない。

ゆめタウン博多側で進む工場開発
ゆめタウン博多側で進む工場開発

 同社は現在、福岡市東区東浜1丁目のゆめタウン博多側で食品工場の建設を進めている。設計を(株)雅禧建築設計事務所、施工を成和建設(株)がそれぞれ担当し、(仮称)東区東浜1丁目計画として、RC造4階建ての工場を建設中だ。同社の藤木久臣代表は、「開発のきっかけは、これまで培ってきた人的ネットワークにあった」と話す。

 「当社では現在、2~3年の期間をかけてマンション用地の取得に動いています。地権者との交渉が多岐に渡る分、新たな人的ネットワークの構築にもつながり、地権者から信頼を得ることで、別の地権者をご紹介いただくという好循環が生まれています。また、当社主催でゴルフトーナメント『アクロスカップ』を開催するなど、ゴルフを通じた人間関係の構築も進んでいます。実は今回の工場開発も、ゴルフでのご縁から発展したものでした」(藤木代表)。

 アクロスカップの模様はゴルフ専門チャンネル『ゴルフネットワーク』でも配信された。大会にはアッパー層が参加し、情報交換を含むビジネスの場として活用できる点も、注目度の高さにつながっている。

 同社が30年以上取り組んできた、住まいを起点とする多彩な開発実績への信頼。そして、開発用地の取得をめぐる環境変化への対応と、アクロスカップの開催。それぞれが相乗効果を発揮することで、新たなコミュニティ形成を促進。途切れることのない開発を可能としている。

 「マンション開発については、福岡市地下鉄・空港線沿線で次の物件を計画中です。労務単価や資材高騰の影響で、販売価格も上昇基調にありますが、福岡の都市力も向上し続けており、企画次第で十分商機はあります。当社はこれからも新しい価値の提案を通じて、福岡のまちづくりに貢献してまいります」(藤木代表)。

 「今、ここにないものを想造する。」という理念を、ビジネスやスポーツを通じた人との出会いを後押しに、ジャンルに囚われることなく実現する福岡地行。同社の躍進に、今後も注目したい。

【代 源太朗】


<COMPANY INFORMATION>
代 表:藤木 久臣
所在地:福岡市中央区渡辺通4-1-36
設 立:1993年7月
資本金:6,500万円
TEL:092-771-7600
URL:http://www.jigyo.co.jp

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