2024年12月22日( 日 )

安川電機、24年2月期決算~来期は増収増益予想

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 5日、(株)安川電機(本社:北九州市八幡西区、小川昌寛代表)は2024年2月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は5,756億5,800万円(前期比3.5%増)、営業利益は662億2,500万円(同3.0%減)、経常利益は690億7,800万円(同2.9%減)、最終利益は506億8,700万円(同2.1%減)で、売上高は微増も利益は減少となった。

 製造業全般における生産の高度化・自動化を目的とした設備投資が底堅く推移した一方、半導体・電子部品向けの需要は軟調に推移するなかで、同社のサプライチェーンの混乱による生産の遅れが正常化し、受注残の消化が進んだことで増収になった。また、利益面では、高騰した原材料費の価格転嫁や、システムエンジニアリングにおける事業構造改革の進展などが寄与したものの、その他セグメント事業が大幅な減益となったことなどにより、利益は減少した。

 来期(25年2月期)の業績予想については、売上高は5,800億円(前期比0.8%増)、営業利益は700億円(同5.7%増)、経常利益は740億円(同7.1%増)、最終利益は540億円(同6.5%増)で、増収増益を予想している。この予想理由については、半導体・電子部品市場の投資再開や、製造業における自動化・省力化に関する設備投資が回復する見込みであることを挙げている。

【寺村朋輝】

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