九州地銀の株価~どこまで下がる
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イギリスのEU離脱派の勝利により、6月24日の日経平均株価は、前日比▲1,286.33円の1万4,952円02銭 と大きく値を下げた。しかし、その後は急激な下げの反動もあり、7月4日まで6連騰と回復傾向を見せていた。
5日はやや息切れしたのか、前日比▲106.47円の1万5,669円33銭と、方向感が定まらないなか、6日の日経平均株価は欧米株の下落が伝えられると、全面安の展開となり、前日比▲290.34円の1万5,378円99銭と大きく値を下げて取引を終えた。その流れを受けて、九州地銀の株価も大きく下落。株主総会を終えてホッとしているのも束の間、金融機関のトップにとっては頭痛の種となってきているようだ。
別表の1.九州地銀(FG)の株価推移表を見ていただきたい。日経平均と同様に、東証上場の九州地銀(含むFG)8銘柄のすべてが全面安となった。<表から見えるもの>
九州銀行を傘下に持つ山口FGが、取引時間中に915円(▲35円)と年初来最安値を付けた。それに続き、ふくおかFGが320円(前日比▲13円)、宮崎銀行も240円(前日比▲12円)となり、年初来最安値を更新した。年初来高値から大幅な下落
年初来高値から、すべての銘柄で大きく下落している。そのなかで下落率が一番高かったのはふくおかFGだった。以下、増減率順である。
・ふくおかFG 602円から325円(▲277円) 増減率▲46.0%
・西日本シティ銀行 320円から171円(▲147円) 増減率▲45.9%
・九州FG 847円から489円(▲358円) 増減率▲42.3%
・大分銀行 472円から295円(▲177円) 増減率▲37.5%
・宮崎銀 387円から242円(▲145円) 増減率▲37.5%
・山口FG 1,437円から925円(▲512円) 増減率▲35.6%
・十八銀行 355円から234円(▲121円) 増減率▲34.1%
・佐賀銀行 273円から215円(▲58円) 増減率▲21.2%上記のように九州地銀の株価は大きく値を下げており、この先も予断を許さない状況が続くことになりそうだ。
【北山 譲】
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