2024年12月24日( 火 )

九州地銀の第1四半期決算~今日がピーク?

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sora2min 九州地銀(18行)の先陣を切って、佐賀銀行が8月2日(火)に16年3月期第1四半期決算を発表。3日(水)は昨年トップの山口FG(北九州銀行)。5日(金)はふくおかFG(福岡銀行・熊本銀行・親和銀行)と佐賀共栄銀行。先週はこの6行だけだった。

 この決算発表日と比べて、今日8日の佐賀銀行の株価(前場終値)は253円→244円と9円安となっている。一方山口FGは970円→1,029円(+59円)、ふくおかFGは388円→403円(+15円)と大きく値を上げており、まちまちの値動きとなっている。(別表2参照)

 佐賀銀行は昨年より4日早く、北九州銀行およびふくおかFG・佐賀共栄銀行も昨年と同じ3日と5日だった。別表の通り、昨年のピークは8月5日(水)で、ふくおかFG傘下の3行と筑邦・南日本・佐賀共栄銀行の6行。次のピークは週明けの10日(月)で、肥後・大分・西日本シティ銀行などの5行であり、最終は宮崎太陽銀行の11日(火)だった。

 今年の九州地銀(18行)の第1四半期決算の発表は、昨年に比べて全体は遅れるものの、曜日の関係から、今日8日(月)にピークを迎えることになりそうだ。

 九州地銀(18行)の17年3月期決算は、日銀が1月29日に導入したマイナス金利政策によって厳しい収益環境となっている。また、西日本シティ銀行が10月3日に金融持ち株会社西日本フィナンシャルホールディングス(FH)を立ち上げる予定になっており、九州地銀の金融再編は最終章に差し掛かっているといっても過言ではない。後日、第1四半期決算からその行方を追う。

【北山 譲】

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