2024年11月21日( 木 )

水のリーディングカンパニーとして全社一丸となって進化し続ける(前)

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

ゼオライト(株)

全国津々浦々に良い水を創り届け続ける

 『良い水創り、人財創り』を経営理念に、1969年11月に創業して以来、水創り一筋に研究開発を続けるゼオライト(株)の取締役名誉会長で工学博士の河村恭輔氏と代表取締役会長の河村勝美氏。創業当初より苦楽の連続だったが、「良い水を提供し、お客さまに喜んでいただく」という不動の心で、水創りの事業の展開を続け今日に至る。

souti 同社の事業は3本柱で形成される。その代表格がプラント事業だ。逆浸透膜(RO膜)の技術を駆使した水処理技術を活かしたプラントを建設する事業である。逆浸透膜(RO膜)を使った水処理技術は、極めて100%に近い確率で不純物を取り除ける、同社を語るに不可欠な存在だ。この逆浸透膜を採用したプラントは、井戸を掘り地下水を浄化処理することで、良質で安心・安全な水を供給することはもちろんのこと、災害対策におけるライフラインの確保に直結する設備となる。

 同社は、過去30年間で1,000基を超える逆浸透膜(RO膜)の井戸浄水装置を導入させている。その結果、6万m3/日の従来の水道水に代わる水を稼働させ、平均100円/m3の節約が行われ、年間約20億円の経費節約という成果を上げている。現在は、全国の公共施設、商業施設、病院、ホテル、工場などジャンルを問わず1,000カ所以上で逆浸透膜(RO膜)の仕組みによる水の供給が行われている。逆浸透膜(RO膜)の水処理プラントで国内No.1の実績を誇る。

 2つ目は、浄水器・宅配水事業である。同事業も逆浸透膜(RO膜)をコンパクトにした家庭用と業務用の浄水・純水装置の開発製造・販売を行う。同社のオリジナルブランドの飲用水『わかみず』は、個人宅および企業のオフィスを対象として宅配されている。『クリスタルロゼット』は、グラスの白濁や水垢・水斑を取り除き、グラスを長持ちさせられる純水製造機として結婚式場やホテルでの活躍がクローズアップされる。

 そしてメンテナンス事業。前記した逆浸透膜(RO膜)の技術を駆使した事業展開と同時に、導入されたプラントなどの装置の保守点検および薬品の補給まで、水処理のシステムのすべてをメンテナンスする。同事業は、365日年中無休で稼働する。「弊社のメンテナンスは自社施工により、お客さまに安心していただいております。技術・サービスとともに、メンテナンス事業は生命線です。今後も正しいメンテナンスを行い、この分野で日本一を目指します」(勝美会長)。

(つづく)

<COMPANY INFORMATION>
代表取締役会長:河村 勝美
代表取締役社長:嶋村 謙志
所在地:福岡市博多区那珂5-1-11
設 立:1970年8月  資本金:9,000万円
TEL:092-441-0793
URL:https://www.zeolite.co.jp

<プロフィール>
kawamura1河村 恭輔
1934年8月山口県出身。大島商船高等専門学校卒。工学博士。日刊工業新聞社主催の優秀経営者顕彰である『地域社会貢献賞』を受賞。趣味はゴルフと読書。

<プロフィール>
kawamura2河村 勝美
1943年10月広島県出身。広島県立瀬戸田高校卒。趣味は、生花、自然散策、絵画。

<プロフィール>
simamura_prf嶋村 謙志
 1974年1月31日生まれ。福岡県宗像市出身。西日本工業大学工学部機械工学科卒業後、96年4月にゼオライト(株)入社。メンテナンス部に配属される。取締役部長、取締役常務、専務取締役を経て2014年8月取締役副社長に就任。16年8月に代表取締役社長に就任する。

 
(後)

関連キーワード

関連記事