イタリアの老舗コーヒーブランド「カフェ・カリアーリ」がフランチャイズを展開！（後）

ワールドビジネスマネジメント（株）

イタリアを日本へ　福岡から世界展開を！

　ワールドビジネスマネジメントの主な事業は多岐に渡る。「カフェ・カリアーリ」の飲食店の経営はもちろんのこと、フランチャイズチェーン店の加盟店募集やマネジメント業務から日用品雑貨・食料品・酒類およびインテリア用品の輸出入・販売および卸売業からイタリアブランドに関係するホームページの企画立案・作成や通信販売業務、各種スクールおよびカルチャーセミナーの実施などだ。

　そのなかでも直近で進行している事業がいくつかある。FC展開、エスプレッソマシンの開発、チョコレートブランドの立ち上げだ。

　FC展開については、「FC世界1号店というのはそれだけでパワーがあります。ここから日本全国へノウハウを含めて発信・供給していくことを考えると、今から期待が膨らみます。現在、百貨店の丸井やヒルトンホテルなどにFC展開が決まっています。まずは着実に店舗を増やしていくことが重要なミッションと考えています。FCの規定で研修を受け、認定書を発行すると共に、そこで働く方々に本場イタリアの雰囲気などを伝えていきたいと思います」と語る石丸氏。
　続けてエスプレッソマシンの開発について、「カリアーリ家の長い歴史やコーヒー豆に対するこだわりをご家庭で気軽に楽しんでいただけるよう、開発を急いでいます。通信販売を含め、店舗でも販売していきたいと考えているので、ぜひ一度味わっていただければ嬉しいですね」（石丸氏）とコメント。
　また、石丸氏のパートナーでもあり、イタリアとの橋渡し役である大野氏は「イタリアからチョコレートブランドの権利も得ています。この福岡の地にセントラルキッチンを設置し、世界にこのブランドを拡大させていきたいですね」と笑顔で語った。

　こういった事業以外にも今後はFC店を通して、コーヒー豆のほか、ワインやチーズ、肉類などの特産品、ファッションやブランドの流通拡大も目指しているという。このことについて、石丸氏は「カリアーリには世界45カ国にインポーターがいますが、そのなかでも大野氏への信頼は厚いと感じています。それは大野氏の人柄であり、我々では一朝一夕で築ける信頼関係ではなかったと思います。こうしたバックアップと連携をきっちりビジネスにつなげていきたいです！」と話す。

　石丸氏、大野氏は両者ともにまだ30代前半。若手経営者たちが日本国内にとどまらず、世界を見据えて活躍する様は、地域活性化にもつながるだろう。ぜひイタリアの魅力を伝えると共に、日本の魅力を世界に発信していってもらいたい。

（了）

＜COMPANY INFORMATION＞
代　表：石丸　智久
所在地：福岡市博多区綱場町6-9
設　立：2015年12月
資本金：500万円
ＴＥＬ：092-260-9262
ＵＲＬ：http://www.caffecagliari.jp/

＜プロフィール＞
石丸　智久
福岡市出身、1984年5月12日生まれの31歳。関西大学法学部卒。2010年に通信販売のコンサルティング会社に入社。12年同社取締役就任。その後東京の商社にて営業職を経験。趣味は読書・音楽鑑賞・DJ。