トランプ旋風~日経平均株価1万九千円割れ寸前
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大相撲初場所が1月8日(日)から両国国技館で始まった。アメリカ大統領選でのトランプ氏同様に、大相撲でも御嶽海(西前頭筆頭)が旋風を巻き起こしている。初日は大関豪栄道、2日目は横綱日馬富士に土をつける大金星。3日目は白鵬に敗れたものの、4日目は昨年11月の九州場所で7場所ぶりに3度目の優勝を決めた横綱鶴竜を破り、現在3勝1敗。
一方1月4日から始まった東京株式市場における日経平均株価(終値)の前日比は2勝4敗と大きく負け越している。
1月4日の大発会は前日比+479円79銭の1万9,594円16銭と大きく値を上げて、幸先の良いスタートとなった。トランプ旋風により日経平均株価は、一気に2万円台へ突入かとの声も聞かれたが、その後は3日連続で反落。昨日11日は前日比+63円23銭と上げたものの、昨夜(日本時間)行われたトランプ氏の大統領就任前の記者会見を受けて、外国為替市場で円高が進行(15.07現在114.円52銭)。それを受けて今日12日の日経平均株価は、前日比▲229円97銭の1万9,134円70銭で取引を終えている。
日経平均株価の下げを受けて、【別表2】の通り九州地銀の株価も下落している。
この表から見えるもの
◆大きく値を下げたのは北九州銀行を傘下に持つ山口FGで前日比▲22円の1,253円。次が▲15円で西日本FHの1,228円。同じくふくおかFGの▲15円の519円。以下▲9円で九州FG(793円)と十八銀行で(349円)。▲6円は大分銀行で434円。▲3円で佐賀銀行の303円。±0は宮崎銀行で382円だった。
◆前年12月30日の終値よりも高く取引を終えたのは、宮崎銀行の+21円、西日本FHの+5円、佐賀銀行の+4円の3行。±0は九州FG、ふくおかFG、十八銀行の3行(FG)で、マイナスとなっているのは山口FGと大分銀行の2行(FG)となっている。年末に上昇した九州地銀の株価は今後どのように推移するのか。これからが本当の真価を問われることになりそうだ。【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】
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