2024年12月24日( 火 )

日経平均株価~安保理の決議で買い安心感

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 国連安全保障理事会は11日、6回目の過去最大の核実験を実施した北朝鮮に対する新たな制裁決議を全会一致で採択。当初厳しい制裁に慎重な姿勢を示してきた中国やロシアも賛成に回ったことから、東京株式市場では朝方から買い安心感が広がった。

 今日12日の日経平均株価(終値)は前日比+230円85銭の1万9,776円85銭だった。その流れを受けて九州地銀8行(含むFG・FH)の株価は久しぶりに全銘柄が上昇した。
 【表2】九州地銀(FG・FH)の株価推移表を見ていただきたい。

この表から見えるもの

・大きく上昇したのは北九州銀行を傘下に持つ山口FGで前日比+20円の1,224円。次が九州FGで前日比+12円の621円。以下西日本FHが前日比+11円の1,105円と続く。

・ただ9月3日(日)に北朝鮮が核実験を実施。そのため九州地銀の株価は地政学的なリスクのため、週明けの4日以降大分銀行を除く各銘柄は大きく値を下げており、8月末の株価に戻るまではまだ当分日数がかかりそうだ。
 いよいよ約半月で各金融機関は中間決算を迎える。財務担当者は日経平均株価だけではなく保有する投資有価証券の動きにも気を遣うことになりそうだ。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

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