太宰府市議会、27日に臨時招集～市長の不信任決議案提出へ

太宰府市役所

　福岡県太宰府市の芦刈茂市長は10日、市議会側が請求していた臨時市議会を27日に招集すると発表した。議会側は臨時市議会で市長への不信任決議案を提出する。9月26日の定例会本会議で、芦刈市長に対する辞職勧告決議案が賛成多数で可決したが、市長は辞職しない考えを示していた。

　不信任決議案は、全議員の3分の2以上が出席し、出席者の4分の3以上が賛成で可決。市長は10日以内に議会解散か失職の判断を迫られることになる。議会解散の場合、市議選が行われるが、選挙後の議会で再び不信任案が提出された場合は過半数で可決となり、市長は失職する。

　市長の発表を受け、議会側は議員協議会で不信任決議案の内容を確認した。ある議員は「一部の議員が態度を保留しているが、可決の条件である14人以上は賛成する見通し」という。解散の場合、市議選は12月3日か10日に実施される予定。

【犬童　範亮】