【福岡県】全国初、犯罪被害者に訴訟費を支援する条例が成立

　福岡県議会は28日、殺人事件の遺族や傷害事件の被害者が損害賠償請求訴訟を起こす際の支援策などを盛り込んだ犯罪被害者等支援条例案を可決、成立させた。県によると訴訟支援を条例で定めるのは全国初。2019年4月1日から施行するという。

　支援の対象となるのは殺人事件で身内を失い、家計が苦しくなった遺族や、傷害事件で心身に重い後遺症を抱え、就労困難になった被害者など。
　支援内容として、弁護士への相談費用や印紙代の補助、経済的困窮に陥った被害者に対し、国の助成制度を紹介することなどを想定しており、今後、具体的な支援内容をまとめていくという。