「国民民主党」設立 混乱する地方組織(福岡)
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7日、民進党と希望の党が合流し、「国民民主党」(国民党)が誕生した。実態は、昨年別れた民進党議員の一部が再結集しただけの政治集団だ。事前予測通り不参加が相次ぎ、両党合わせて107名いる国会議員のうち、国民党を選んだのは60名前後だった。
国会開催中の新党立ち上げは異例の事態。突っ走った中央と地方組織の間に温度差があるのは事実で、福岡の地方議員からは戸惑いの声が上がる。
「県連からは、何も聞いていない。吉村さん(敏男・県連会長)からは『立憲に行くな。離党はするな』という強い指示が出ているだけ。このまま国民党所属ということになるのかどうかも分からない。県連として、きちんと現状を説明すべきだ」確認したところ、民進党に離党届を出さない限り、地方議員も自動的に国民党所属になる。立憲民主党や共産党との関係が、ぎくしゃくするのは目に見えている。ほかの県連関係者の間からは「県連は、状況を詳しく説明すべき。吉村会長は、権力基盤の維持に汲々とするあまり、所属議員のことを自分の持ち駒程度にしか考えていないのではないか」という批判も出ている。
民進党福岡県連所属の野田国義参議院議員は7日午前、離党届を提出。一連の経緯と今後の方針について、午後から県庁で記者会見を開き説明する予定となっている。
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