「We Serve」の理念を改めて掲げ ライオニズムの本質に立ち返る活動を(1)
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ライオンズクラブ国際協会 337-A地区 地区ガバナー 林田 俊一 氏
世界最大の奉仕団体、ライオンズクラブ。「ニーズのあるところに、ライオンズがいる」という精神のもとに、求めがあれば常にそれに応じて援助の手を差し伸べるのがライオンズクラブだ。日本でライオンズクラブが産声を上げたのは1952年。太平洋戦争の戦場となり、日本の手によって国土が大きく傷ついたフィリピンが設立支援の手を差し伸べた。2016年には福岡で第99回となる国際大会が行われ、福岡で活動するライオンたちはその理念を新たにした。今年7月、337-A地区(福岡県全域と長崎県の一部)の地区ガバナーに就任した林田俊一氏にライオンズクラブの活動の在り方について話を聞いた。
各クラブの活動を監督、地区ガバナーの重責
――地区ガバナー就任、おめでとうございます。
林田俊一氏(以下、林田) ありがとうございます。任期は7月1日からですが、もう大忙しですよ。
――まずは、337-A地区の各クラブを回られるのですね。
林田 そうです。「ガバナー公式訪問」と呼びます。ライオンズクラブは本拠地を置く地域ごとにリジョンとゾーンに分かれ、それぞれにチェアパーソンが置かれます。たとえば7月25日に行ったガバナー公式訪問には、4リジョンの2ゾーン、3ゾーンに所属する12のライオンズクラブが参加しました。2ゾーンは福岡中央、福岡南、福岡ふよう、福岡天神リバティ、福岡城南。3ゾーンは福岡博多、福岡博多東、福岡博多中、福岡那の津、福岡イースト、福岡博多シティ、福岡那の香です。
――ガバナー公式訪問では、どのようなことが行われるのでしょうか。
林田 まず参加した各クラブの紹介があり、クラブからの歓迎の言葉を受けて地区ガバナーとしての就任挨拶を行います。それから、各クラブの幹事から報告を受けます。
――どのような内容でしょうか。
林田 事前に各クラブにお送りしておいた質問項目に回答していただき、質疑応答を行います。質問項目は、各クラブの「提言」やスローガン、それらについての想い、会員数増への取り組み、例会などの活動、アクティビティー(社会貢献活動)、LCIF(ライオンズクラブ国際財団。ライオンズクラブの奉仕活動を資金面で支える団体)への関わり方などです。
――会員の確保はやはり重要課題でしょうか。
林田 各クラブには新規会員数、純増数の目標をそれぞれ決めてもらっています。クラブごとに事情は違いますが、どこも新規会員の獲得には苦労していますね。とはいえ、新しい会員が入ってくることでクラブも活性化しますから、それぞれ頑張ってほしいと思います。
――各クラブで行っているアクティビティーには、どのようなものがありますか。
林田 地域で行われる青少年育成に関わる活動の支援や、福祉施設や児童養護施設への支援、青少年のスポーツ大会の後援、チャリティーイベントの開催など、さまざまな社会貢献活動を行っています。
――昨年の九州北部豪雨などの自然災害に対しても、復興支援活動をしておられますね。
林田 そうですね。昨年は各クラブ単位でもさまざまな支援をさせていただきましたが、全国のライオンズクラブから寄せられた義援金を337-A地区として自治体にお届けしました。今年も各クラブが支援活動を行っています。
(つづく)
【聞き手・文:深水 央】<プロフィール>
林田 俊一(はやしだ・しゅんいち)
1950年4月27日生まれ。アストル(税)代表社員。国士舘大学大学院修士課程修了。福岡県法人会(連)税制委員長、(公社)飯塚法人会副会長などを歴任。82年に林田税理士事務所(現・アストル(税))を開設。現在は(税)の業務とライオンズクラブの活動を車の両輪として、精力的に活動を続けている。著書に『黒字をつくる社長・赤字をつくる社長』『赤字を黒字にした社長』がある。関連キーワード
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