2024年12月23日( 月 )

ホテル並みの接客でエグゼクティブ層の健康生活を応援(後)

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オークラヘルスクラブ

年齢構成に合わせた設備とサービス

 ――会員の年齢層はいかがですか。

 大浦 やはり、ある程度年齢を重ねた方が多くなります。すると、クラブにいらっしゃる目的も重たいウエイトを挙げての筋力アップではなく、体調維持やストレス発散が主になります。クラブの設備も、それを前提としたものになっています。たとえば、一般のクラブには必ずあるベンチプレス用のベンチやバーベルはありません。ダンベルも、最も重いもので12㎏です。一般のクラブなら最大30~50kgのものがありますから、ずいぶん軽いことがおわかりいただけると思います。
 マシンは、学校にとび箱やマットを納めている日本のメーカーのものです。信頼性がありますし、高齢のほうが安全に利用していただけるよう、特別にオーダーして手すりをつけたりしています。手すりはもちろん浴室にもつけてあります。

 ――浴室にはサウナもあります。サウナを出たとたん、足元がふらつくということもありますね。

 大浦 やはり、過去そのような会員さまもいらっしゃいました。利用される方が体調を崩されたときのために、当クラブには看護師が常駐しております。この看護師はクラブを利用される方のためだけでなく、ホテル内で気分が悪くなったお客さまがいらっしゃればその対応に当たることになっております。

経営者の健康意識も時代に沿って変化

 ――トレーナーとして、ほかのジムではできない経験はあるのでしょうか。

 大浦 そうですね、やはり企業経営者の方々と親しくお話したり、身体のケアをさせていただくという経験はなかなかできないと思います。オークラヘルスクラブでは年に一度会員さま限定の交流会があるのですが、出席される方々は本当に錚々たる顔ぶれです。求められる接客のレベルは非常に高いですから、そこは磨かれていると感じます。

 ――今後、どのようなサービスを提供したいと考えておられますか。

 大浦 健康に対する意識は、最近大きく変化しています。このヘルスクラブも、以前は「中洲で飲んだ後にサウナでひと汗流して……」という利用の仕方をされる会員さまもおられました。しかし今は、身体のメンテナンスをしっかりしよう、という考え方の会員さまが本当に増えたと思います。運動について、しっかりした知識をもっている会員さまも増えました。とくに経営者の方は、情報を収集する意識やノウハウがすばらしい方が多いですから、健康についてもすばらしい情報をお持ちです。ということは我々も高いレベルのサービスを求められますから、しっかりと勉強して会員さまの期待に応えたいと思います。

(了)

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