レオパレス 19年3月期を下方修正し赤字転落へ
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(株)レオパレス21は29日、2019年3月期(連結)中間決算および通期業績予想の下方修正を発表した。8月に発表していた中間決算の売上高は2,604億円、経常利益は97億円だったが、下方修正により売上高2,550億円、経常利益71億円となった。通期では、売上高5,100億円から5,160億円、経常利益70億円から100億円を見込んでいる。なお、8月時点の予想は売上高5,530億円、経常利益240億円だった。
同社は下方修正の理由について、今年5月に発覚した同社施工のアパートにおける界壁施工不備問題を挙げ、空室募集停止にともなう賃料収入の減少、アパートローンの融資環境変化による受注減などで売上高の減少を見込む。
さらに、補修工事に関わる損失引当金の増額や簿価171億円のアパート120棟(レオパレス都立大学第3ほか119棟、1,607戸)を約100億円で売却することによる売却損75億円の計上により、当初115億円の黒字を見込んでいた最終利益は、50億円から70億円の赤字へ転落することとなる。アパートの譲渡日は11月30日。譲渡先は未公開。譲渡の理由は、「資産と資本の効率経営」を実現するための保有資産の見直しといい、18年3月期は420棟のアパートを売却していた。
【永上 隼人】
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