西友、最高幹部3人は外国人に 売却説にどう応える
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西友は3月15日付けで就任する最高経営責任者(CEO)を始め最高幹部3人を外国人で固める。国内事情を知る日本人社員の意見がどこまで反映されるかが課題となる。
CEOに就任するリオネル・デスクリー氏はベルギー出身の39歳。銀行員から同国および米国のスーパー勤務を経て2016年からベルギーに本拠を置くペットショップチェーンのCEOを務めていた。今月ウォルマートに入社、現在日本で研修を受けており、全国の店舗を巡回中という。
ナンバー2の最高執行責任者(COO)には同日付けで代行のR・オームステッド氏が昇格、さらに最高財務責任者には2月1日付けでウォルマート本社のコーポレートFP&Aバイスプレジデント、A・コーディ氏が就く。コーディ氏は部長級と見られる。
CEO代行のM・スレープ氏は本社に復帰する。
西友の歴代CEOは初代でウォルマート出身のカレッジェスキー氏を除き3人が途中退任している。このうち2名は日本人で外部からスカウトした。3人ともウォルマート本社との意見対立が原因といわれる。業績改善を求めるウォルマートからのプレッシャーも大きかったと見られる。
今回のトップ級人事で気になるのは日本人社員との意思疎通。英語に堪能な幹部がいても、微妙なやりとりは難しい。
西友をめぐっては売却説が絶えない。外国人幹部は日本人社員の動揺を静める役割も担う。
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