2024年12月26日( 木 )

レオパレス21、8日から入居者7,782名に退去要請

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 賃貸アパート大手のレオパレス21は7日、天井や外壁などの施工不良が33都府県の1,324棟で見つかったと発表した。

 18年5月までに、206棟の物件で屋根裏に延焼や音漏れを防ぐ壁が設置されていないことなどが判明。全国の約3万9,000棟を調査したところ、新たな施工不備が発覚した。

 施工不良が見つかったのは1996~2001年に着工した物件。

 新たに確認された不備は、界壁の内部に用いられた素材が設計図上のものと相違しているほか、外壁や天井の素材についても大臣認定仕様で作成された設計図と違う素材が用いられるなど、国の基準を満たしておらず、建築基準法に違反する疑いがある。

 このうち早急な天井工事を必要とする641棟の7,782名には、8日から退去を要請する。各入居者に対し、ポスティングや電話での要請を行うとしている。引っ越しの費用については、同社が全額負担する。

 入居者からの問い合わせはフリーダイヤル(0120)911165(午前10時~午後7時まで)で受け付けている。

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