2024年11月23日( 土 )

下げ止まらない九州地銀の株価

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【表1】を見ていただきたい。九州地銀の株価推移表である

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~この表から見えるもの~

 九州地銀18行のうち、佐賀共栄銀行だけが未上場となっている。その内訳はふくおかFG傘下銀行が4行(福岡銀行・熊本銀行・親和銀行・十八銀行)。西日本FHは2行(西日本銀行・長崎銀行)。九州FGも2行(肥後銀行・鹿児島銀行)。山口FG傘下の北九州銀行を含めて、上場しているフィナンシャルグループの傘下銀行は9行。

・単独行は福岡県2行(筑邦銀行・福岡中央銀行)、佐賀県1行(佐賀銀行)。大分県2行(大分銀行・豊和銀行)、宮崎県2行(宮崎銀行・宮崎太陽銀行)、鹿児島県1行(南日本銀行)の8行となっている。

 第一地銀8行(含むFG・FH)すべてが、19年3月末より株価を下げている。値下がり率の1位は、ふくおかFGで▲21.7%。▲532円の1,924円となっている。

・2位は北九州銀行を傘下に置く山口FGで▲18.3%。3月末比▲172円の766円。

・3位は佐賀銀行で▲16.8%。3月末比▲321円の1,585円。

・4位は西日本FHで▲15.0%。3月末比▲141円の799円で、ここまでが10%以上の下げ幅となっている。

・以下、5位は大分銀行、6位は九州FG 、7位は宮崎銀行、8位は筑邦銀行となっている。

 第二地銀では、南日本銀行が第1位で▲10.9%。▲144円の1,177円。以下、2位は宮崎太陽銀行、3位は福岡中央銀行でいずれもマイナスとなっている。ただ、4位の豊和銀行だけがプラスとなっているのが目を引く。

<まとめ>

 九州地銀の株価は、17年3月末比および18年3月末比すべてが、年々マイナスとなり、歯止めがかからない状況となっている。はたして、九州地銀の株価が、上昇に転じることはあるのだろうか。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

▼関連リンク
九州地銀(18行)の19年3月期決算を検証する(1)

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