本日（25日）の九州地銀の株価、大幅な下げ

【表1】を見ていただきたい。連休明けの25日、東京株式市場における日経平均株価の推移表である。

～この表から見えるもの～

　新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が国際金融市場を直撃。アジア・欧州の株安に続き、24日のニューヨーク株市場におけるダウ平均株価は【表3】の通り、前日比▲1,031.61ドルの2万7,960ドル80セント（前日比▲3.56％）と急落。1,000ドルを超える下げは史上3番目となった。

　25日の東京株式市場の日経平均株価もダウ平均株価の急落を受けて、一時、下げ幅は前日比▲1,051.53円と1,000円を超える局面もあったが、終値は前日比▲781.33円の2万2,605円41銭（前日比▲3.34％）で取引を終えている。1,000円以上の下げは2018年12月25日以来。

【表2】を見ていただきたい。東証一部上場の九州地銀7行（含むFG・FH）の株価推移表である。

～この表から見えるもの～

　下落率1位は佐賀銀行。前日比▲81円の1,451円（前日比▲5.29％）。
・2位は宮崎銀行。前日比▲111円の2,239円（▲4.72％）。
・3位は大分銀行。前日比▲103円の2,177円（▲4.52％）。
・4位は北九州銀行を傘下に置く山口FG。前日比▲29円の619円（▲4.48％）。
・5位は西日本FH。前日比▲28円の651円（▲4.12％）。
・6位はふくおかFG。前日比▲69円の1,786円（▲3.72％）。
・7位は九州FG。前日比▲15円の393円（▲3.68％）。

＜まとめ＞

　新型コロナウイルスの影響を受けて日経平均株価および九州地銀の株価は大きく値を下げたが、はたして、明日以降どのような動きを見せるのだろうか。

【（株）データ・マックス顧問　浜崎裕治】