6日の日経平均2万1,000円割れ~九州地銀も全面安
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【表1】を見ていただきたい。6日の東京株式市場における日経平均株価が大幅反落した。
~この表から見えるもの~
新型コロナウイルス感染拡大への警戒感が強まり、前日の米株安【表3参照】や円高ドル安の進行に加え、アジア株が総じて軟調に推移したことも投資家心理を悪化させたようだ。
6日の日経平均株価は、前日比▲579円37銭の2万749円75銭(前日比▲2.72%)で取引を終えている。
・下げ幅は一時700円を超え、取引時間中としては昨年9月上旬以来、約半年ぶりの安値水準となった。円相場(15時09分現在)は1ドル=105.85円。105円台の円高は昨年9月以来、5カ月ぶり。
【表2】を見ていただきたい。日経平均株価の大幅下げを受けて、九州地銀7行(含むFG・FH)の株価も全面安となった。
~この表から見えるもの~
大きく値を下げたのは以下の順。また7行とも今日6日に年初来最安値付けた。
・佐賀銀行は前日比▲82円の1,234円(▲6.23%)。年初来安値1,234円(15時00分)。
・大分銀行は前日比▲109円の1,992円(▲5.19%)。年初来安値1,987円(13時01分)。
・西日本FHは前日比▲28円の587円(▲4.55%)。年初来安値579円(12時58分)。
・ふくおかFGは前日比▲62円の1,555円(▲3.83%)。年初来安値1,552円(12時57分)。
・宮崎銀行は前日比▲78円の2,004円(▲3.75%)。年初来安値2,004円(15時00分)。
・北九州銀行を傘下に置く山口FGは前日比▲21円の545円(▲3.71%)。年初来安値541円(11時14分)。
・九州FGは前日比▲12円の351(▲3.31%)。年初来安値349円(13:01)。佐賀銀行と宮崎銀行は終値が最安値となっている。<まとめ>
九州地銀の年初来最高値と最安値の増減率を見ると、一番大きく下げているのは山口FGで、▲52.08%と5割を超えている。次が大分銀行で▲46.44%。以下、西日本FH、ふくおかFG、佐賀銀行、宮崎銀行、九州FGの順となっている。新型コロナウイルスの影響は大きく、九州地銀の株価も予断を許さない状況になっているようだ。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】
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