九州地銀の2021年3月期 第2四半期(中間期)決算を検証する (1)
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【表1】を見ていただきたい。九州地銀(18行)の2021年3月期の第2四半期(中間期/9月期)決算発表日である。その推移をみるため、左側に前年度の決算発表日を掲載した。
~この表から見えるもの~
◆今年トップで発表したのは西日本FH(西日本シティ銀行・長崎銀行)で11月6日(金)。昨年もトップで11月6日(水)だった。
・週明け9日(月)は大分銀行。
・10日(火)は佐賀銀行。
・11日(水)は筑邦銀行・宮崎銀行の第一地銀2行、南日本銀行・佐賀共栄銀行の第二地銀2行の計4行。
・12日(木)はふくおかFG(福岡銀行・熊本銀行・親和銀行・十八銀行)、 九州FG(肥後銀行・鹿児島銀行)、宮崎太陽銀行の7行。
・13日(金)は山口FG傘下の北九州銀行、福岡中央銀行、豊和銀行の3行。これで九州地銀18行(FG・FH含む)の決算が出揃った。【表2】を見ていただきたい。東証一部上場の九州地銀7行(FG・FH含む)の株価推移表である。
<この表から見えるもの>
◆ふくおかFGの11月20日の株価(終値)は前日比▲1円の1,915円(同-0.05%)。
・九州FGの株価は前日比▲2円の537円(同-0.37%)。
・西日本FHの株価は前日比±0円の717円(増減なし)。
・北九州銀行を傘下に置く山口FGは+3円の725円(同0.42%)
・大分銀行は前日比▲11円の2,429円(同-0.45%)。
・宮崎銀行は前日比+10円の2,458円(同+0.41%)。
・佐賀銀行は前日比前日比±0円の1,377円(増減なし)。
・九州地銀7行とも20年3月末の株価は上回っているものの、西日本FHと大分銀行は9月末の株価を下回っているのがわかる。<まとめ>
【表3】は新型コロナウイルスの感染者推移表である。第2波は無症状や軽症の若者が多かったが、現在の「第3波」は重症者や高齢の感染者が増えている。九州7県の感染者も全国8位の福岡県をはじめ、39位の大分県まで増加していることがわかる。新型コロナウイルスの感染拡大が地域経済に与える影響はさらに拡大していくことになりそうだ。
次回から九州地銀(18行)の20年9月期決算の経営成績および今後の収益予想などを検証していくことにしたい。なお、10月1日にふくおかFG傘下の十八銀行と親和銀行が合併して「十八親和銀行」が発足しており、九州地銀は17行となっている。関連キーワード
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