2024年12月22日( 日 )

【速報】山口FG吉村猛会長が退任 株主総会と臨時取締役会の長い1日

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ


   25日、山口フィナンシャルグループ(下関市)は、吉村猛会長兼CEOの退任と椋梨敬介社長のCEO就任について発表した。同日午前10時から開催された同社の第15期定時株主総会の後に臨時取締役会が開かれ、吉村会長の退任が決まった。

 同株主総会には当社記者も代理で出席。一旦は受付を終え会場入りするも、同社側から退席を命じられ、開会前に会場を後にした。

 その後、同社関係者より「本部内および山口銀行本店内で、“株主総会前に出席者1名が追放された”との話が瞬く間に広がった“」との一報が入る。続けて取締役会について「激震が走る」という一報が届く。正に吉村会長が退任するというものであった。こうして同社の長い1日が終わった。

 吉村氏は会長を退任するも、取締役にはとどまる。同社関係者は「吉村の専制が終わることはいいこと。しかし新CEOの椋梨は、社内ではパワハラで有名。またグループ各行の頭取と役員は椋梨の先輩であり、椋梨の力ではコントロールできない」と懸念を示す。

 新CEOの椋梨氏は、長州藩士・椋梨藤太の子孫。由緒ある家名を汚さないことを祈るばかりだ。

【特別取材班】

関連記事