山口銀行元頭取・田中耕三氏の死去について
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山口FGの今後の動向に注目
(株)山口フィナンシャルグループ(FG)と山口銀行は14日、連名で元山口銀行取締役頭取の田中耕三氏が12日に死去したとの訃報を伝えた。
データ・マックス特別取材班は2021年7月から8月にかけて、Net IB Newsに以下の記事を連載した。
・7月14~15日:山口FG・山口銀行内は厳戒態勢?~吉村猛取締役の件はアンタッチャブル(1)~(6)
・8月17~21日:山口FG吉村猛取締役、ご苦労さまでした(1)~(5)
福田浩一社長、吉村猛社長をトップに抜擢したのは田中元頭取(相談役)である。吉村猛社長が2回目のクーデターで失脚したのは、田中相談役が特別社友となり下関を去り、独裁的な動きを阻止したことによる。
はたして、椋梨社長は田中相談役が敷いたレールを打ち破り、山口FGをどのように改革していくのか。それとも何もしないことによって、再度、しがらみのない若手行員がクーデターを起こすことになるのか。特別取材班では引き続き、取材を敢行する。
1年2カ月わたる連載記事が小説『実録 頭取交替』に
当社の浜崎裕治顧問はNet IB Newsに、山口銀行の頭取交代劇を題材とした経済小説『維新銀行』を12年3月22日から13年5月24日までの1年2カ月わたって連載した。23万311字におよぶ長編小説となった。
この『維新銀行』の著者は仮名の「北山譲」だったが、実名は浜崎顧問である。当社社長の児玉直が、この『維新銀行』を小説として出版しようと動き、講談社と交渉した。その結果、主人公が堀部正道(浜崎顧問)ではおもしろくないので、主人公を甲羅万蔵(田中耕三氏)にし、また1冊の本とするため、8万字程度に書き換えることとなった。
浜崎顧問は6カ月かけて『維新銀行』を書き換え、題名も『実録 頭取交替』に変更し、14年10月15日、講談社から出版された。その後、17年8月17日に講談社α文庫から文庫化され、今年2月17日に第3刷が発刊されている。
【特別取材班】
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