日経平均株価3万円割れ、九州地銀8行も下落
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日経平均株価3万円割れ、九州地銀8行も下落
【表1】の通り、20日(日本時間21日午前6時)のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日比614.41ドル安の3万3,970.47ドル(前日比1.78%減)と大幅に下落。中国恒大集団の経営不安の高まりを背景にリスク回避の動きが広がり、資本財や金融などに加え、主力ハイテク株が売られ、2カ月ぶりの安値で取引を終えている。
その流れを受けて、【表2】の通り、21日の東京市場の日経平均株価も、寄り付きから大きく値を下げて取引が始まり、前場の終値は前日比562円21銭安の2万9,937円87銭と大幅に続落。後場に入ると下げ幅は一時やや縮小したものの、終値は同660円34銭安の2万9,839円71銭(同2.17%減)となり、3万円を割って取引を終えた。
【表3】は九州地銀8行(FG・FH含む)の株価推移表である。
ふくおかFGは前日比64円安の2,016円(前日比3.08%減)。3月末比では83円安で3.95%減。九州FGは同13円安の420円(同3.00%減)。3月末比では55円安で11.58%減となった。
西日本FHは同17円安の715円(同2.32%減)。3月末比では80円安で10.06%減。北九州銀行を傘下に置く山口FGは同19円安の665円(同2.78%減)。3月末比は71円安で9.65%減となった。
大分銀行は同42円安の1,862円(同2.21%減)。3月末比では292円安で13.56%減。下げ幅と下落率が一番高いのが目に付く。
宮崎銀行は同51円安の2,133円(同2.34%減)。3月末比では204円安で8.73%減。佐賀銀行は同31円安の1,505円(同2.02%減)。3月末比は29円高で1.96%増となり、佐賀銀行だけが健闘している。
中国の不動産大手、恒大集団の資金繰り不安から20日の世界の主要株価指数が下落。リスク回避の動きが強まり、日経平均株価も大きく値を下げて取引を終えた。今週は米連邦準備制度理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えている。9月末に中間決算を迎える企業が多いなか、日経平均株価および九州地銀の株価は明日以降、どのような動きを見せるのだろうか。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】
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