世界水泳選手権大会会場に「プライドハウス福岡」が登場 スポーツを通してジェンダーを考える機会に
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(特非)プライドハウス東京
ジェンダー差別・偏見の根深いスポーツの世界
プライドハウス東京とは、各種団体や個人、企業や大使館など、組織の垣根を越えて協働し、情報発信を行うプロジェクト。差別や偏見が色濃く残るスポーツ界において性的マイノリティに関した情報発信を正しく行うことを目的に、国際的なスポーツ大会に合わせてプライドハウスの設置、運営が行われてきた。
スポーツとLGBTQ+をはじめとした性的マイノリティをテーマにした期間限定施設「プライドハウス東京2019」のオープンを皮切りに、性的マイノリティの人々への支援をテーマにした音楽イベントなども開催。当初の東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されていた20年には「プライドハウス東京2020」がオープン。21年のオリンピック・パラリンピック開催期間中には「プライドハウス東京レガシー」が大会組織委員会による公認プログラムとなった。このイベントでは自身のマイノリティを公表しているLGBTQ+アスリートからのメッセージの展示やスポーツ団体向けの冊子やガイドラインの配布などを行ってきた。
4月1日には、性的マイノリティやスポーツを通じてセクシュアルや障がいの有無、国境を越えた交流を行う団体などで代表を務める3名によって「(特非)プライドハウス東京」が設立され、新体制で改めて情報発信活動がスタートした。
世界的イベントのなかで、マイノリティについて学ぶ機会に
世界水泳選手権福岡大会の開催に合わせ、「プライドハウス福岡」を福岡市と共催。LGBTQ+に関するブースを出展する。
22日には大会会場にブースを設置するほか、ジェンダーを問わず誰もが参加可能な交流パーティを開催。23日には「プライドトークショー ~水泳界からLGBTQ+インクルーシブな社会を目指して~」と題し、オリンピアンを含めた水泳界のアスリートが登壇。LGBTQ+をはじめとした性的マイノリティの人々が抱える課題を学ぶ機会を創出する。
LGBTQ+にまつわる社会問題など、これまで耳にする機会が多いながらもその実態を知らなかったことについて、当事者の声を通して学ぶ機会となるだろう。
【杉町 彩紗】
EVENT INFORMATION
7月22日(土) 大会会場ブース
福岡市人権推進課・プライドハウス福岡
時間:午前10時~午後6時
場所:マリンメッセ福岡B館横特設会場
Fukuoka Ichiba
(福岡市博多区沖浜町2-1)
登壇者
□スピーカー
・ビル・メイ:ミックスデュエット世界チャンピオン、アーティスティックスイミング(2015年)
・岩崎 恭子:1992年バルセロナオリンピック200m平泳ぎ金メダリスト
・志水 祐介:オリンピアン、水球/2016年リオデジャネイロ、 2020年東京
・杉山 文野:2004年フェンシング世界選手権 日本代表/プライドハウス東京理事
□モデレーター
・野口 亜弥:プライドハウス東京共同代表/(一社)S.C.P. Japan代表7月23日(日) トークショー
時 間 :午後4時~午後5時
参加方法:対面/オンライン
費 用 :無料
※午後2時~午後6時は、プライドハウス福岡の中心メンバーや参加者同士の交流や、LGBTQ+に関する情報を学ぶ場所として利用可能。
場 所 :対面/福岡市中央区大名1-1-29
WeWork大名1階フロア
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