蒙日の恒久平和と友愛に尽くす~進藤和昭氏モンゴル国「北極星勲章」叙勲祝賀会
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野の花学園総合施設長、進藤和昭氏がモンゴル国の最高勲章「北極星勲章」叙勲したことへの祝賀会が、10月29日、福岡市内で行われた。同会は福岡県内の福祉関連団体などの長を中心に13名が発起人となって行われ、360名が集い同氏を祝した。祝賀会が行われたのは、奇しくも進藤夫妻の結婚記念日。これも兼ねて、祝賀会の花束贈呈は、夫妻の愛孫から贈られた。
開会は、進藤夫妻の登壇、モンゴル国と日本の国家斉唱で始まった。その後、発起人代表の福岡県知的障害者福祉協会会長の木高徳典氏が挨拶。続いて来賓祝辞が行われた。
来賓の一人、駐日モンゴル国特命全権大使ソドブシャムリ・フレルバータル氏は、重責務のためやむなく欠席。大使の名代として同公使参事官、E・サラントプス氏が大使から預かった祝辞をモンゴル語と日本語で読み上げた。
野の花学園が西蒙古塚(千人塚)の立つ土地を買受できるよう尽力した田中久也福岡県会議員や、在福岡モンゴル国名誉領事橋田紘一氏も来賓として祝辞を送った福岡県知的障害施設協議会会長の小峠繁氏による乾杯の音頭の後、会食歓談が賑やかに行われ、会は、モンゴル歌奏団による祝奏や、野の花学園太鼓やよさこいなど、歌と踊りがふんだんに盛り込まれた楽しい雰囲気に包まれた。
進藤和昭氏の謝辞(概要)
2005年、モンゴルを訪れたとき、ようやく民主化されたばかりの同国には、「マンホール・チルドレン」と呼ばれる子どもたちがいました。家庭も家族もなくマンホールで暮らすことを余儀なくされている子どもたちがいるという現実を目の当たりにしたのです。子どもたちに「あなたの夢は何ですか」と聞いたところ、「人間らしい暮らしができるようになりたい」「大人になるまで生き延びたい」と答えたのを聞き大変衝撃を受け、この子どもたちのためにも、モンゴルとのつながりから離れられないと実感する自分に気づきました。
10年以上経った今、モンゴル、とくにウランバートルの発展は目覚ましいものがありますが、地方はまだ未開発の土地です。昨年はノモンハン事件の土地を訪ねましたが、そこには誰にも訪れてもらえぬ供養塚が野ざらし状態のまま傾きかけていました。それを見てこの世に紛争が起きることがないよう、一人ひとりが活動しなくてはならないと強く思いました。
その活動として今、私たちにできることは、日本が築いた福祉や社会保障制度の優れた面を、他の国に伝授し共に支え合って福祉社会をつくることではないでしょうか。私も福祉事業に関わるものとして、「できる人が・できる時に・できる事を」をモットーにモンゴルで働ける人たちを増やすお手伝いをしていきます。人と人とのつながりを大切にしながら、モンゴルと日本の恒久平和を願って福祉のグローバル化を目指します。Баярлалаа(バヤルララー)(モンゴル語のありがとう)なお、祝賀会発起人は以下の通り。
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